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非武装信仰板
1269
:
シャンソン
:2017/10/22(日) 20:52:55
スウィフト・タットル彗星というのは、一八六二年にアメリカのスウィフトとタットルという二人の人物によって
一度発見された周期彗星です。しかしその後、百三十年もの長い間、行方がわからなくなっていたのです。この惑星は、毎年八月の中旬に数多くの流れ星を
見せるペルセウス座流星群の母天体であることから、学界でも再発見が待望されていた彗星でした。
もちろん私もこの彗星を発見したいと思ってはいましたが、まさか世界中の天文学者が探し求めている彗星を、自分が発見できるとは思ってもいませんでした。ですから、
私の再発見が確定されたときは、喜びもひとしおでした。ところが、私が再発見したスィフト・タットル彗星の軌道を計算したところ、とんでもないことがわかったのです。
その知らせは、再発見後間もなくアメリカ・スミソニアン天文台のマースデン博士から私のもとへ届けられました。
博士の軌道計算によると、スウィフト・タットル彗星の周期は百三十五年。次回の回帰、つまり二一二六年に再び地球に接近したときに、この彗星は地球と衝突する可能性が高いというのです。
このニュースは、当時新聞を賑わせたので、ご記憶の方も多いと思います。スウィフト・タットルの直径は、七キロから二五キロの間といわれています。私の観測では約二〇キロと推測しています。
これほど大きな彗星が激突したら、地球はどうなってしまうのでしょう。
一般的には、直径五〇〇メートルの彗星が地上に激突したときに受けるダメージは、広島型原子爆弾の一万七千倍の破壊力に相当するといわれています。
直径二〇キロもの彗星が激突すれば、地上生物が絶滅するほどの大惨事となることは確実です。
彗星が地球にぶつかるなんて、と思われるかもしれませんが、これはかなり確率の高い話なのです。なぜならスウィフト・タットル彗星は、ベルセウス座流星群の母天体だからです。
流星、流れ星と聞くと、多くの人はとてもロマンチックなものを想像されることでしょう。
星が流れきるまでに願い事を三回いうことができれば、その願いが事が叶うという言い伝えは今も多くの人に信じられています。
美しい流れ星ですが、その正体は宇宙を漂っている塵です。小さな塵が地球の大気にふれ、摩擦熱で高温の光を放ったものが、流れ星なのです。
夏の夜空にたくさんの流れ星を見ることができるベルセウス座流星群というのは、スウィフト・タットル彗星が軌道上に残した塵の中を地球が横切るために起きているのです。
これは彗星の軌道上を地球が突っ切っているということです。
毎年夏に流星群が見られるということは、毎年夏には彗星の軌道上を地球が通るということです。スウィフト・タットル彗星の次回の回帰予定は二一二六年の七月下旬。わずか十五日ほど回帰がズレただけで、
地球に衝突してしまうのです。
『生き方は星空が教えてくれる』 木内鶴彦 著
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