「まじめな話」の板

8657：転載：2021/01/09(土) 10:33:13: 2021/01/09 NHK総合【おはよう日本】
挑戦・ワクチン生産に“カニカマ”の技術を
新型コロナウイルスワクチンの開発が国内製薬会社で進められている。
そのワクチン生産に自社の技術を生かせないかと山口県内の中小企業が挑戦している。
山口県宇部市の株式会社・ヤナギヤの主力製品・カニカマ製造機械は世界シェア７割を占めている。
正確に温度を管理することが食感や風味に直結する。
カニカマ製造機械メーカー・ヤナギヤ・藤本哲憲生産本部長は「食品は過熱・冷却がついて回るのでいろいろと研究している」と話した。
ワクチン製造については大量の遺伝子を作る必要がある。
遺伝子工学を専門とする山口大学・赤田倫治教授も加わり研究を重ねて来た。
山口大学大学院・山口倫治教授は「大容量の反応ができるＰＣＲ（遺伝子増幅）装置は今まで全然ない。世界に全くない」と話した。
遺伝子は温度の上げ下げが必要で繊細な温度管理が必要となる。
遺伝子の入った２００ミリリットリの液体を正確に温度管理するためにカニカマ製造機に注目し試行錯誤を重ねたところ袋の上下から加熱・冷却することで効率よく行うことができるようになった。
近く米国の大手化学薬品メーカーでワクチン生産の試験が行われる見込み。
赤田教授は「地球上の人にワクチンを提供するとなると製造コスト削減や量をどれくらい多くできるかが課題となる」と話した。

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