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「まじめな話」の板

7767蒼天の實相:2018/11/11(日) 19:08:04
〜二荒山神社〜

概要
二荒山神社(ふたあらやまじんじゃ、ふたらさん-)または二荒神社(ふたあらじんじゃ、ふたら-、にっこう-)は、「二荒」を社名とする神社。


1.概要
かつての下野国(現在の栃木県)の神である二荒神に関係する神社である。
二荒山神社・二荒神社は、二荒神を祀って建立された神社、または二荒山神社を勧請して建立された神社である。延喜式によると、下野国河内郡には名神大社二荒山神社が鎮座していた。また六国史によると836年(承和3年)に当時従五位上であった二荒神が正五位下を奉授(『続日本後紀』)しており、その後進階を重ね 869年(貞観11年)には正二位に達している(『日本三代実録』)。


かつて、「二荒」の語は「ニコウ」と音読され、「日光」の地名のもととなったが、それ以前は、『延喜式神名帳』の九条家本では「二荒山神社」に「フタラノ」と読みがながあてられていることなどから、「フタアラ」または「フタラ」と読まれていた、とされる[1]。また、奈良時代に勝道が男体山に登頂して「日光山」を開くより前の男体山の呼び名について、山頂の遺跡から古墳時代の遺物も出土しており、勝道以前にも男体山が山岳信仰の対象であったことが認められること、信仰の対象である山の名称が様々に変わるとは考えにくいことなどから、「二荒山」であったとされる[1]。なお、もともとは「フタアラ」だったものが「ア」の脱落によって「フタラ」と読まれるようになった、と考えるのが自然であるとされる[1]。
上代において、「フタ」は名詞・動詞を修飾し、形容詞を修飾することはなく、また、「アラ」は独立して用いられることはなく、名詞を下接、あるいは、形容詞・動詞の語幹の一部となることが多いため、「フタアラヤマ」のもともとの構成は、「フタ・アラヤマ」(二つの荒い山)であると考えるのが自然であるとされる[1]。後に、「フタアラ」が連語であるように意識されて「フタアラの山」あるいは「フタアラの神」などと呼ばれるようになったが、「フタ」はあくまでも「アラヤマ」を修飾していたもので、つまり「二つ」を意味していたとされる[1]。この「二つ」とは、当時、筑波山の男体山・女体山のように、二つの並ぶ山を男女一対とみることが多かったことから、日光における男体山・女峰山のことを指しているとされる[1]。
なお、「アラヤマ」とは、「アラ」が神霊への畏怖の感情をも示すことから、「霊威の強い山」つまり「荒ぶる神霊の鎮まる山」と捉えるのが妥当とされる[1]。


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