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「まじめな話」の板

7627蒼天の實相:2018/10/31(水) 18:38:04
〜天地の掟〜

鳥葬(読み)ちょうそう
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
鳥葬
ちょうそう
遺体の処理を鳥類にゆだねる葬法。インドのゾロアスター教徒 (→パールシー ) やチベット人のものが有名である。パールシーは,大地と火をけがさないために,塔の上 (沈黙の塔 ) に遺体を置いて鳥に食べさせる。この葬法は,台や木の上に遺体を葬る台上葬,樹上葬と関連があるとされている。チベットでは,ラマ教やボン教の僧侶が遺体を解体し,鳥が食べ残さないようにうまく処理する。死者の肉体と霊魂は鳥に食べられて天に運ばれると信じられているからである。スリランカのベッダ族,東アフリカのマサイ族は死体放棄を行い,ハイエナやハゲタカのえじきとなるにまかせるが,これは鳥葬の一変形とも,原初形態ともみられる。しかしパールシーやチベット人のような天上他界観念はみられない。
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
デジタル大辞泉の解説
ちょう‐そう〔テウサウ〕【鳥葬】
死体を野山などに放置して鳥の食うのに任せる葬法。ヒマラヤ周辺に現存。
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出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
百科事典マイペディアの解説
鳥葬【ちょうそう】
ハゲタカ,ハゲワシといった肉食鳥に死体処理をさせる葬法。チベットやゾロアスター教徒の間で行われる。後者の場合その施設は〈沈黙の塔〉(ダフメdakhme)の名で知られ,現在でも西インドの教徒(パールシー)によって実行されている。実際には風葬と組み合わされることが多い。
→関連項目パールシー
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出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
世界大百科事典 第2版の解説
ちょうそう【鳥葬】
死体を野や藪のなかに放置する死体遺棄ないし風葬の場合,結果的に死体が野鳥や野獣によって食われることはあるが,厳密な意味での鳥葬とは,ハゲタカやハゲワシなどの肉食鳥に死体の処理をさせることを意図して死体を特定の場所に置く葬法のことで,チベット人と西インドに住むゾロアスター教徒パールシーのあいだで見られるだけといってよい。チベット人のあいだでも燃料用の木が豊富な地方では火葬が頻繁に見られる。鳥葬をする場合は死体を山上に運んで解体し,鳥が肉部を食いつくしたのち骨を埋葬するのが普通であるが,ときにはさらに骨も砕いて食物と混ぜて鳥に与える。
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出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
大辞林 第三版の解説
ちょうそう【鳥葬】
遺体を鳥に啄ついばませる葬法。チベットや、西インドのゾロアスター教徒の間で行われる。

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出典 三省堂大辞林 第三版について 情報
日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
鳥葬
ちょうそう
鳥に死体を食べさせることによって死体を処理する葬法。ヒマラヤのチベット系住民や、インドのムンバイ(ボンベイ)を中心として住む民族集団パルシーの鳥葬はよく知られている。パルシーは、人が死ぬとその死体を「沈黙の塔」へと運び込む。この塔は天井や屋根がなく、死体が塔内に放置されるやいなやハゲタカが舞い降りてきて、死体の肉を食い尽くしてしまい、残った骨は風雨にさらされて洗われる。チベット人の場合は、死体を山の中腹に運び、僧たちが刀で死体を骨ごと切り刻み、頭は石で砕くなどして鳥が食べやすいようにする。死体の解体作業が終わると、僧たちは死体を残して山を下り、ハゲタカのついばむに任せる。この方法だと、毛髪とか骨のごく一部だけを残して死体のほとんど全部は鳥に食べられてしまう。
 このような鳥葬の風習の背景には、死者は鳥に食べられることによって天へ運ばれるのだとする観念がある。また、鳥葬はもともと犬や猛獣などに死体を食べさせて処理する葬法と関連する。これらは草原地帯の遊牧民が、移動の途中死んだ者を草原に放置して鳥や野獣の食べるに任せ、さらに移動を続けていく、という古い葬法から発展してきたものであろうと考えられる。[清水 純]


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