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「まじめな話」の板
5776
:
神の子様
:2017/12/13(水) 18:28:09
928: 復興G :2012/01/28(土) 20:02:38 ID:ojEbkDH2
●谷口雅春先生著『生活と人間の再建』第11章 「信仰生活の種々相」より謹写(6)
光は影を見ない
吾々が真に幸福になろうと思うならば、「悔い改め」が必要なのである。「悔い改めよ、天国は実現せん」とキリストは教えているのである。吾々はすべての罪の穢れから脱却して幸福になろうと思うならば、人の罪を赦さなければならないのである。如何なる人が、いつどこで、如何なる罪を犯しておろうとも、そんなことは問う必要はないのである。如何なる罪も、罪を見給わない神の前にひきだされた時、それは「雪よりも白く」浄められてしまうのである。光は影を見ず、神は罪を見給わないからである。吾々は自分勝手に人の罪にひっかかって、自分の心を苦しめる必要はないのである。吾々が人の罪を赦した時自分の心の重荷はとりさられてしまうのである。
吾々に「悔い改め」は必要であるが、常に罪の記憶で悩んでいてはならないのである。罪は光に反して立った時の影のようなものであるから、「悔い改め」即ち光に面して立った時にはすでに過去の罪はないのである。吾々は他の人を赦すと共に、自分自身も赦さなければならない。過去の一切を投げ出して光の方に直面すればいいのである。その時たちまち諸々の罪は消えて「雪よりも白く」吾々は浄められるのである。
マグダラのマリヤが過去の罪を悔いてただひたすらキリストの足の前に全身を投げ出した時、その刹那、彼女は救われたのである。多くの罪の為に「石にて打ち殺されんとする女」に対してキリストは、「吾も汝を罪せじ、行きて再び罪を犯すな」といっているのである。しかし再び光の反対をふりむく時、暗が現れるかの如く罪も再び現れるのである。だから「再び罪を犯すな」である。この真理を知らなければならない。人の罪に対して吾々が心をふりむけた時自分自身の心が罪で汚されてしまうのである。だから吾々は、他の人の悪と不正に対して心をふりむけることをやめなければならない。吾々が罪から解放される所の道は、吾も亦他の罪を釈放する所にあるのである。吾々がもし真に愛深きものであるならば、その人の善き所を探すのに忙しくて「悪」を心に記録して数えあげるような暇はない筈である。
キリストは、自分をとらえに来た者をも赦して、ペテロがそれに対して剣を抜いて戦おうとしたのを押しとどめ、ペテロに耳を斬られて倒れている兵隊を愛の心によって癒してさえいるのである。キリストは形の上では磔になったけれども、心の世界では世界を征服し給うたのである。愛と赦しとはもっとも大いなる力であって、それのみが全世界を救うのである。
多くの人達は人の罪に対して長くぐずぐず思い患い、放さないために夜の目も眠れず色々の肉体的故障を起している人も随分沢山あるのである。かかる原因で起っている病気はただ赦すことによってのみ、神の「癒す力」を自己の中に解放することができるのである。
吾々はすべて、(特に病める人々は)眠りしなに神想観を行い、昼の中に色々の問題に対して起した所の怒り、憎み、争い、嫉妬等の感情を心から拭い去るようにしなければならないのである。それは次のように心の中で思念するのがいいのである。
「吾は神の子である。神の霊が宿っているのである。神の無限の愛が今全ての人の罪を赦し給うのである。そして自分の罪をも赦し給うたのである。自分は今神に赦されて全ての罪は消えたのである。自分は自由である。ありがとうございます。」
かく念じて神の愛を深く自己の内に実感し他をも赦すのである。この習慣をつける時信仰の暗黒時代は速かにすぎさって光明に面することができるのである。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ありがとうございました。合掌
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