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「まじめな話」の板

4024シャンソン:2017/04/14(金) 19:45:56
   人間関係は「世界」のぶつかりあい

 人の悩みは、ほとんどが人間関係の問題です。相手の立場や言動をあれこれ考えながら、
自分はどう振る舞えばいいかって、またあれこれ考える。
 でもそんなものに正解なんてないから、不安になるし不安になったらキリがない。
それに、そもそも自分はどうしたっかたのか、何をどう伝えたかったのか、自分の本心すらわからず混乱することだってあります。

 こんなふうに人間関係は面倒だと思っても、誰でも一人では生きていけないのを知っているから、自分をごまかしたり、あれこれやり繰りしながら、
人間関係をこなしていかなければならないわけです。そもそも、どうして人間関係は煩わしいんでしょう?

 良かれと思ってやったことが裏目に出たり、言葉を悪く誤解されたり、あーもうやってられないって思ったこともあるでしょう?
こんなすれ違いがしょっちゅう起きる原因は、人はみんな自分の「世界」で生きているからです。
 「世界」というとひとつしかないと思うかもしれませんが、そうじゃない。

「世界」というのは各自が心の中でつくり出したイメージです。つまり人の数だけ存在しているわけです。
わかりやすく言えば、この世は素素晴らとしい感じている人がいれば、この世は地獄だと感じている人もいる。
人は信じられると思っている人もいれば、どんないい人も偽善者だ、信じられないと思っている人もいる。

 そういう人にとっては、出会う人がみんな裏表がある人で、そういう人たちが世界をつくっていると信じているのです。
実際には、「世界」はその人の内側の心の投影です。でもそんなふうには思わずに、絶対的なひとつの「世界」にみんなが生きていると信じています。
ですから、話が合わないのは当然です。ケンカしたりしてぶつかり合うときがあるけれど、あれは人と人がぶつかっているのではなく、その人同士が持っている「世界」と
「世界」がぶつかっているのです。

 どちらも自分の「世界」から見れば自分が正しくて相手が間違っているということになる。
まったく違ういくつもの「世界」が、表面的にせよなんとかうまくやっているのは奇跡みたいなものなのです。

  『神さまのせいにすればいい!』 阿部敏郎 著


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