したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

「まじめな話」の板

377初心者:2013/02/01(金) 18:24:00
さくらちゃんへ

指と月のたとえで話します。言葉が指だとします。真理は月です。さて、この指は
月をゆびさすことができるのか、ということです。ゆびさすことができるとする
のがロゴス中心主義です。

わたしのいう「言葉に意味はない」とはこういうことです。言葉という指は、魔法使
いの指なのです。なにもないところをゆびさして、エイッと魔法をかけると、そこに
月があらわれる。これをやってしまうのが、言葉という魔法の指だというのが、
「言葉には意味がない」ということなのです(つまり、言葉はそこにある意味を
ゆびさすものではなく、ゆびをさした場所に、それまでどこにもなかった意味を
つくりだすものだ、ということをいっているのです)。

あの月をみなさい、といいながら魔法をかけるとそこに月があらわれます。この月
をみて「これは本物の月だ」とおもってしまうのがロゴス中心主義です(じっさい
人々は、指先をみているのではなく、月をみているのです)。

いろいろな人がほうぼうで魔法をかけて、いろいろな月を人々にみせます。それは
言葉という魔法によってつくられたマボロシにちがいないのですが、それを本物の
月だと思いこんだ人々が、「この月こそが本当の月だ」、「いやこの月こそが真の
月なのだ」と言い争いをはじめます。

本物の月など、どこにもないではないか。これが「言葉には意味がない」という
ことです。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板