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「まじめな話」の板
165
:
色なき風
:2012/10/14(日) 06:34:56
『宗教が太古から存在する謎』
古来から人間は、自分ではどうすることも出来ない程の困難や不幸に出会った時、
あるいは自らの存在の無力さや小ささを思い至った時、更には大きな恐怖や極度の不安を抱いた際に、
そうした事柄をそのまま(在るがまま)に受入れる事が大変難しい事態(己自身が解決出来ない)に陥り、その対処方法として何らかの慰めや救いを求めようとしてきました。
その救済手段に、古来から宗教があります。どのような宗教でも基本的には、心の救い(平安)が得られると言う点だけに関して言えば、
その効果は精神医学的にも認められていますし、それが宗教がなくならない理由の一つにもなっています。元々宗教は自然発生的に無意識下に生み出されたものです。
・最初の段階はアニミズム。
自然界のすべての物に霊が宿っていると考えた原始時代に見られる初期宗教形態。原始時代の人々は、彼等の周囲に存在するすべての動物は言うに及ばず、
植物や鉱物に至るまでことごとくに霊が宿っていると考え、それらを崇拝することで不安を解消したり、
あるいは一歩進んでそれらと交流できると思ったのでしょう(シャーマニズム・・・日本で言えば卑弥呼)。未開人の宗教儀式として世界中にその痕跡が残っています。
アニミズムは廃れてしまいますが、シャーマニズムは形を変えて現代でも残っています。
広義的に言えば、旧約聖書(預言者も一種のシャーマンと言えるかも)にも新約聖書にも一部シャーマニズム的な記載が見られます。
・次の段階として多神教があります。
自然界の異常気象や地震などの脅威を目のあたりにした人間は、自然界の森羅万象を司る人間を超越した人格があると信じるようになり、
多数の応化神(第二義の神)・人格神(第三義の神)を、畏怖し崇めるようになります。これも世界的に見られる傾向で、原始時代を経て文明社会が形成されるようになると、
多くの神々が考え出され(日本の神道、メソポタミア神話、古代エジプトの神々、ギリシャ神話の神々など)、国家と言う組織が作られるようになると、
場合によっては国家を統べる王が神を兼ねるようになってきます(エジプトのファラオ)。
多神教は西欧諸国ではキリスト教の発展と共に滅んでいきましたが、日本では現在でも、かなり形式的になりましたが残っています。
・そして一神教へと発展。
多神教から変化したと思われる宗教形態が一神教です。
こちらは自然を含む世界(宇宙)を超えた支配者がこの世界の外に存在し、その超越者はこの世界を造った唯一の神であるとする・・・当時多数存在していた多神教とは異質な概念です。
ユダヤ教がそれにあたりますが、この系譜はキリスト教、イスラム教へと受継がれました。
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