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男性専科 板
663
:
『日本はなぜ敗れるのか』4
:2013/05/07(火) 08:59:17
もっとも船艙はいわゆるカイコ棚式に二段になっており、従って、一段ずつ数えれば一坪7人である。ただその高さはやっと胸までの二段であり、従って、ひとたび船艙に入れば、その人は、直立することはできない。…私は船艙に降りた。ぎっしり積載された人間のはき出す一種の暈気ともいうべきものが充満し、空気が濃密になり、臭気の立ちこめた蒸し風呂といった感じである。湿度百%で、船艙の鉄板の天丼から絶えず水滴が落ちる。…誇張でなく息がつまる。カイコ棚に押し込まれた人間のうるんだように光る目が、一斉にこちらを向く。…降りて来た人間は、この有様に気をのまれて、カイコ棚の前でウロウロする。各班長が「つめろ」「頭を下げて入れ」とわめきながら、一人一人をその棚に押し込んでいく。
すべての人間は思考力を失っていた。否、それは、思考を停止しなければ、できない作業であった。
人がまるでコンベアに乗せられた荷物のように、順次に切れめなく船艙に積み込まれ、押し込まれてぎっしりと並べられていく。そうやって積み込んだ船に魚雷が一発あたれば、いまそこにいる全員が15秒で死んでしまう――。この悲劇は、架空の物語でなく現実に大規模に続行され、最後の最後まで、ということは日本の船舶が実質的にゼロになるまで機械的につづけられ、ゼロになってはじめて終ったのであった。そしてこの「押込み率」は…ナチの収容所の中で最悪といわれたラヴェンスブリュック収容所の中の、そのまた最悪といわれた狂人房のスペースと同じなのである。おそらくこれは、これ以上つめこんだら人間が死んでしまう、ぎりぎりの限界である。
(つづく)
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