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【ひとりごと板】

7745アクエリアン:2019/04/24(水) 08:38:49
輪読のための青年法語  個人・社会・国家のあり方

 谷口雅春先生 (昭和43年理想世界誌 12/1号)

一日のことば  ♤  二人の路賊の対話

 ある時、一人の追剥ぎがその仲間の追剥ぎに向かってこんなことを言った。

「若しつかまっても“晒し首”にならないのだった楽天、こんな結構な商売は
ないやね。一文の資本もいらねえし、向こうから銭をもって寄って来る。

それを一寸おどすという手間だけで、自分のものになるんだからね。
資本なしの大金儲けだからね」  

 すると、もひとりの追剥ぎがいった。

「そうでもねえぜ。もし刑罰というつらいものが無かったら、
誰でも皆、追剥ぎになってしまうよ。

そうすりゃ、追剥ぎばかりに此の世界はなって、結局、誰からも追剥ぎして、
ただで金儲けをすることは出来なくなるぜ。

追剥ぎには刑罰があるので、勇気ある吾々だけの専業という訳さ」

 何かの本にこんな諷刺が書いてあったが、罰がなければ、
良心がとがめる事でも平気でやるような人間になってはならない。

 ところが刑罰の網の目を何とかくぐって、みつからないように
汚職をやっている人間が政界の要路にしばしばいるんだから、
誠にやり切れない思いがするのである。


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