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【ひとりごと板】

7181アクエリアン:2019/03/17(日) 19:40:05
日曜日の仏教教室「唯識論」

『豊饒の海』第三巻「暁の寺」第十八章を読む⑤

 その識は瀧のやうに絶えることなく白い飛沫を散らして流れている。常に瀧は目前に見えるが、 一瞬一瞬の水は同じではない。水はたえず相続転起して、流動し、繁吹を上げているのである。

 無着の説をさらに大成して「唯識三十頌」をあらはした世親(ヴァスバンドウ)の、あの、 「恆に転ずること暴流のごとし」  といふ一句は、二十歳の本多が清顕のために月修寺を訪れたとき、老門跡から伺って、そのとき は心もそぞろながら、耳に留めておいた一句であつた。


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