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生長の家傍流掲示板/別板1

660うのはな:2013/04/21(日) 23:29:30
   自分にも他人にも、同じ仏が宿っているのであり、本来は分け隔てのない、同じ存在だ。
                           『性霊集』 空海

 ちょっとした意見の食い違いから友人や恋人、あるいは仕事の仲間とケンカになってしまい、後になって
「どうしてあんなくだらない口ゲンカをしてしまったのだろう」と我に返る、という経験を持つ人も多いと思います。
これが人間関係のむずかしさだといえるでしょう。本来気が合い、志も同じくする相手と、ほんのささいなことで口ゲンカになってしまうのです。

 そしてその後、「私にとって、あんな大切な人はいなかったのに」ということに気づくことになります。
身近な人とケンカになりそうになった時に思い出してほしいのが、冒頭の空海の言葉です。
空海は、「自分と他人とは同じ存在だ」と述べています。

 その理由として、「自分も他人も、心の中に同じ仏を宿している」と説明します。
ここでいう「仏」とは「志」や「夢」という意味に置き換えると、理解できると思います。
また、「相手のことを思いやる良心」という意味に理解してもいいでしょう。
つまり、「自分と相手とは、同じ志や夢を持って、一緒に人生を歩んでいる一心同体の存在だ。
また本来は、お互いに相手のことを思いやる、やさしい心にあふれている。だから小さな意見の食い違いで
ケンカをするのは愚かだ」と考えればよいと思います。

 この言葉は、空海が高野山に真言密教の拠点となる寺を創建するに際して、弟子たちに述べた言葉だといわれています。
それゆえに「志を同じくする仏法僧の仲間たちと、みんなで協力していきたい」という空海の気持ちが表れているのです。

 打たれ強い心をつくる 空海の言葉  植西 聡 著


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