したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

「雑話サロン」板

6「訊け」管理人:2013/08/23(金) 13:04:26

○毎日jpより
http://mainichi.jp/sports/news/m20130821k0000e050238000c.html


夏の高校野球:「彼の夢」かなえたよ 延岡学園マネジャー
毎日新聞 2013年08月21日 12時37分(最終更新 08月21日 19時18分)


 夏の甲子園第13日の21日、準決勝第2試合に登場する延岡学園(宮崎)マネジャーの牧野直美さん(3年)は、中学時代に付き合っていた野球少年の夢を抱き、記録員としてベンチ入りしてきた。3年前、水難事故で亡くなった藤井将宏さん(当時14歳)。牧野さんは球児にとって憧れのグラウンドに立ち、天を見上げて声をかける。「甲子園に来たよ」

 同じ中学で野球部員だった藤井さんは中学3年の夏、部員と川遊び中、亡くなった。俊足で、生前、延岡学園で甲子園に出場する夢を牧野さんに語っていた。

 牧野さんは高校で野球部に入るつもりはなかった。しかし、練習を見学するうち、「夢を受け継ぎたい」と思った。

 ただ、入部してからがつらかった。選手の姿が藤井さんと重なってしまう。重本浩司監督(31)も最初は相手にしてくれなかった。下校中に1人で自転車をこぎながら泣いた。それでも、遅い日は午後9時ごろまで黙々と雑用をこなし、段々と信頼を得ていった。

 宮崎大会を制した今夏、決勝を終えて戻ってきた同校グラウンドに部員が集まった。ウイニングボールがどこからともなく運ばれて来て、牧野さんに手渡された。

 戸惑ったが、うれしかった。「牧野にやってくれ」と、重本監督が号令をかけたのだった。重本監督は「3年間、牧野が一番頑張ったから」と話す。

 10日後。藤井さんの父保孝さん(51)が牧野さんの自宅にやってきた。初めて会う2人。保孝さんは牧野さんの顔を見て、涙が止まらなくなった。保孝さんは「ありがとう。よく頑張ってくれた」と言って、牧野さんと握手した。

 保孝さんは、牧野さんが「彼女として将宏君を守れなかった」と悔いているのを知っていた。だから、手紙を渡した。「あなたのせいじゃない。将宏の夢を現実にしてくれて、ありがとう」

 甲子園でベンチ入りしている吉田一貴選手(3年)も藤井さんと同じ小中学校で、互いの家に泊まって遊ぶ仲だった。大会前、藤井さんの墓前で線香を上げた。当初は牧野さんに藤井さんのことを話さないよう気遣ったが、今年からは2人で「あいつのために頑張ろう」と話している。

 延岡学園は今夏、初の4強入りを果たした。牧野さんは前を向く。「第一の目標は達成できました。次はみんなの目標『甲子園優勝』をかなえたい」【浅川大樹】

<了>


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板