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ダメ人間のすすめ
1
:
名無しさん
:2013/01/12(土) 18:35:47
ダメ人間の出現は、歴史の中でも賑々しかった。
ダメ人間はむしろポジティブである。
ダメ人間の方が世間に対し、沸くような優越感を持っている。
ダメ人間はどんな状況でも、落ち込まないし、落ち込もうともしなかった。
2
:
名無しさん
:2013/01/12(土) 18:36:24
ダメ人間というのは、いっこうに落ち着かず、望みは高く、果てしない希望を持っている。
それがやがて中年になり、晩年にもなってくる。
3
:
名無しさん
:2013/01/12(土) 18:36:56
ダメ人間というのはもともと努力家ではない。
自堕落な行為に踏み切ったことは、情勢や自心を一変させたと言っていい。
2chにを仮宅にしている2ちゃんねらーも、この情勢において敏感であった。
4
:
名無しさん
:2013/01/12(土) 18:37:44
むしろ病的なほどに過敏であったと言っていい。
「このまま2ちゃんねるを仮宅していいのか」
という自問が、2ちゃんねらーを悩ました。
2ちゃんねらーにすれば、世間の情勢に乏しいが、ネットの情勢には刺激的な好奇心がある。
5
:
名無しさん
:2013/01/12(土) 18:38:26
さらには、ネットに勢力圏があり、とくに2chに勢力圏があって、お山の大将になっているかっこうだった。
現に新参者がやってくると、低脳、底辺、低レベル、と騒ぐように言うのである。
6
:
名無しさん
:2013/01/12(土) 18:39:37
こういう作法は日常生活にはない。
2ch式で、自分は阿呆行為をするのに対し、周囲は阿呆行為をしてはならぬ、ということになっている。
(なるほど、これは才能だな)
と、筆者はそう思う反面、あるいはゴネるこそ正義、いい時代になったものだ
と、思ったりもした。
7
:
名無しさん
:2013/01/12(土) 18:40:22
筆者から見たダメ人間は、ツラの皮が厚く、しかも力があり余っている印象を受けた。
「お前、こんなことをして虚しくないか?」
と、筆者はダメ人間に質問した。
虚しいで言えば、連続してあり続けている。
8
:
名無しさん
:2013/01/12(土) 18:41:02
ダメ人間は自分の形勢を説き、壮大な夢を説き、さらには限りなく可能性のある現状を説いた。
ダメ人間は自分を卑下しない。
ダメ人間からみれば、人はすべて阿呆者のようなものであろう。
9
:
名無しさん
:2013/03/14(木) 18:57:03
ここに一人の男がいる。
竹本テツという、この気味が悪いばかりに眉毛が太く、いわば攻撃型の、かと言ってときには人間臭く、一筋にも二筋にも理解できにくい質のややこしさを持った男である(漫画ではあるが)。
10
:
名無しさん
:2013/03/14(木) 18:57:52
テツの実家はホルモン屋で、彼は子供のときより、刻々と猛獣化してしている。
テツは大阪の、しかもその中でもっとも治安の悪い西成萩之茶屋で生まれ育ったのである。
11
:
名無しさん
:2013/03/14(木) 18:58:36
テツは、wikipediadeで36,7歳と言っているが、筆者の知識では31歳と聞いた。
この年、チエは小学5年になっている。
テツは一生を誰かに寄生して、喰わせてもらおうとしていた。
12
:
名無しさん
:2013/03/14(木) 18:59:20
小学5年のチエを自営業で働かせ、子分を制圧して、より良い環境を築き上げている。
テツに刃向かう者は、当然踏み潰されて行くであろう。
「働くヤツは度胸のないヤツだ」
というのが、テツの考えであった。
13
:
名無しさん
:2013/03/14(木) 18:59:59
かれは子供の頃から暴君のようであり、この時期、担任の花井拳骨はテツを更正させるために、鑑別所に入れた。
テツ曰く「無実の罪」と言った。
その鑑別所で、同志の非行少年に慕われるなど、誰が予想したであろうか。
14
:
名無しさん
:2013/03/14(木) 19:00:52
ともかくも、テツの周囲には人が集まってくる。
テツの顔色をうかがい、どつかれても、子分達は連いてきた。
テツにはおかしな人間的魅力があって、子分達の心を満たした。
15
:
名無しさん
:2013/03/14(木) 19:01:28
「なんでどつかれるのに、テツのところに来るん?」
チエは関西弁で子分に問うた。
テツに連いて来て、どつかれれば世話がない。
子分は笑い
「来なかったら、どつかれるわ」
と、言ったが、しかし、チエにはまったくわからなかった。
16
:
名無しさん
:2013/03/14(木) 19:02:07
じゃりんこチエという物語は、登場人物が「大人になったらわかる」とのセリフをしばしば使っており、チエもまた、子供なりに答えを出している。
そのセリフについては、まずテツという男を知らなければならない。
17
:
名無しさん
:2013/03/14(木) 19:02:45
世に、ダメ人間と呼ばれる者がいるが、同じ類の者が集まったりする。
ただ、我が強いために、ひとつに治まらず定職につかない。
といって、それを恥とも思わなく、攻撃的に生きている自分に酔うのみであった。
18
:
名無しさん
:2013/03/14(木) 19:03:20
ダメ人間には崇拝する者がいる。
その者に対し、目標として生きている。
その縁は親子より深く、ダメ人間から崇拝されているのであった。
ついでながら、カルメラなどに慕われているテツがそうであろう。
19
:
名無しさん
:2013/03/14(木) 19:03:54
さらに、ダメ人間にはジャギという男もいる。
馬鹿と思われるくらい自惚れた男で、彼も人気キャラの一人である。
筆者はひそかに感心した。
20
:
名無しさん
:2013/03/14(木) 19:04:55
北斗の拳の連載時期、ジャギは雑魚キャラで、まだ人気キャラとは呼べるものではなかった。
十数年後にフィギアが流行り、それを塩に人気キャラとなった。
ジャギにとって、人気キャラ要素は十分であった。
21
:
名無しさん
:2013/03/14(木) 19:05:35
ジャギは北斗神拳法モドキに酔い、ケンシロウに敗れた。
が、これが人気キャラの原因となった。
できれば、ジャギは含み針や銃を北斗神拳に採り入れ、ケンシロウを踏み台にして伝承者になりたい。
22
:
名無しさん
:2013/03/14(木) 19:06:12
そうすれば北斗神拳はますます強くなる
と、ジャギは思っていた。
要するに、ジャギというキャラはダメ人間ということになる。
彼のようなダメ人間としては、どんな真似をしても勝ち残るのが、ジャギの道であった
23
:
名無しさん
:2013/04/05(金) 20:28:51
ダメ人間は、時に、英雄視されることがある。
桧舞台に現れ、掻き回し、去っていく。
つづいて現場の主役がやってきて、ダメ人間と対峙するのである。
筆者はおかしかった。
ダメ人間が、桧舞台で見世物になっている。
ジャギはその典型だろう。
24
:
名無しさん
:2013/04/05(金) 20:29:51
ダメ人間は、こういう形で、主役と対峙した事を自慢できるし、一方、それを聞いている第三者は、今度は何をしでかすかという期待を持つ。
筆者はこのことをとっくの昔に気が付いている。
25
:
名無しさん
:2013/04/05(金) 20:30:36
のび太という男がいる。
のび太は学校が終わると、疲れたと言って横になり、夢の中に入る。
その風景を見る者は、呑気だな、と、呟いた。
眠ると言っても、ほとんど秒殺で、布団に入っても濃い30分ほど寝れない筆者にはうらやましいかぎりである。
26
:
名無しさん
:2013/04/05(金) 20:31:07
のび太は何をするわけでもなく、だらだらすごした。
ドラえもんがあきれて注意をし、話を聞くどころか昼寝する姿は、むしろ大物かと思えるように見える。
のび太の生涯で、この呑気さこそ幸せと言っていい。
27
:
名無しさん
:2013/04/05(金) 20:31:43
呑気さが幸せ、と、言ったように、のび太のこの気ままさはB型ではないか、と筆者は思った。
当然、調べてみる。
「何!?藤本弘は、B型ではなくO方だと!?」
と、不二子富士夫Fを罵った。
28
:
名無しさん
:2013/04/05(金) 20:32:17
ちなみにのび太はA型らしい。
不二子富士夫のモデルであるのび太がA型、というのはおかしかった。
のび太はA型の性格ではない。
あの浅知恵はB型によるものである。
29
:
名無しさん
:2013/04/18(木) 18:46:14
のび太の精神回路は浮き沈みが激しい。
ときに激しく落ち込むこともあるが、ドラえもんの道具で水を得た魚の行動は、見る者を驚かせる。
後先を考えないから、ジャイアンに痛い目に遭わされることが多く、頭を使う回路が人より劣っているのである。
30
:
名無しさん
:2013/04/18(木) 18:46:58
のび太はあいかわず呑気だが、定期的に壮大な計画を建てる。
ダメ人間独特の野心を得ている。
しかし集中力がなく、まさかあそこまで決意し、あっさりやめてしまうことなど誰が想像したであろう。
31
:
名無しさん
:2013/04/18(木) 18:47:33
筆者だけがのび太に着目している。
ところが、それがために、人は筆者を突飛な夢想家と思っている。
32
:
名無しさん
:2013/04/18(木) 18:48:29
――定期的に壮大な計画を建てるのび太は大物かもしれない。
と、筆者は退屈しのぎに考えるのである。
かといってのび太が立派なダメ人間には変わりはない。
ダメ人間には壮大な夢だけでポジティブになる術を得ている。
33
:
名無しさん
:2013/04/18(木) 18:49:19
能力ある者には、常に壮大な計画がある。
第一、のび太にはそれがあった。
34
:
名無しさん
:2013/04/18(木) 18:50:05
のび太のクラスに、のび太より劣る者が転校してきた。
彼は転校を繰り返しているらしく、その先々でいじめられる
といったぐあいであった。
彼は馴染むも何も、スグ転校なので友達ができない。
35
:
名無しさん
:2013/04/18(木) 18:51:07
彼の名前は多目という。
のび太にとってこの多目は、同じ劣等生として友情を感じていたし、バカにもしていた。
ある時のび太と多目は一緒に宿題をし
「困るなあ。こんな簡単な問題を間違えちゃ」
と、言ったのである。
36
:
名無しさん
:2013/04/18(木) 18:51:44
同じ劣等生として、のび太にそんなことを言う資格はない。
しかし、この行為こそ立派なダメ人間である。
この行為はポジティブと言っていい。
幼き頃からバカにされてきたのび太が夕暮れ、さらに阿呆の多目君をバカにしたのである。
37
:
名無しさん
:2013/04/18(木) 18:52:24
しずかちゃんだって、のび太をバカにしたことがある。
エイプリルフールのとき、騙しやすいのび太を選んで騙した。
その後も毎年、エイプリルフールの度にのび太は騙され続けるが、しずかちゃんがそれで責められた例はない。
38
:
名無しさん
:2013/04/18(木) 18:53:09
よくのび太のような人間が、さらに劣っている者をバカにすると責められる。
しかし、普通の者ものび太をバカにするのである。
のび太が何をしたというのだ。
のび太は普通の者がやることを普通にやっただけである。
39
:
名無しさん
:2013/04/18(木) 18:53:50
ただ、のび太がやった行動は褒められるものではなく、悪事によるものである。
のび太が人変わりしたのは、多目君の存在であった。
悪い事を、悪びれずやったことは、誰にも出来ることではなく、のび太こそ真のダメ人間であろう。
40
:
名無しさん
:2013/04/18(木) 18:54:34
が、のび太は多目君をかばってジャイアンに殴られる。
多目君は再び引っ越すとき、のび太に感謝を告げていた。
「今まで君ほど仲良くしてくれた友達はいなかった」
という。
のび太は、多目君をバカにしつつも、救いようのない自分が恥ずかしくなった。
41
:
名無しさん
:2013/04/18(木) 18:55:23
のび太は本来やさしい人間である。
人間というのは心理学的に、善意と悪意でバランスをとっているというから、多目君にあのような行為に及んだのであろう。
誰にもできない偉業を達成したのび太は、立派なダメ人間さを漂わせていた。
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