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ヘビの穴の狼達
1
:
名無しさん
:2012/07/06(金) 18:12:08
中学卒業後と同時に筆者にはひとつの目標が出来ていた。
初恋の女を仕留めることである。
想いは寄せていた。
が、想いを伝える事が出来ず、筆者にはどうにも心残りだった。
行動力が信念の筆者にはそれが屈辱であって、それを挽回するには自分の女にする他ならない。
2
:
名無しさん
:2012/07/06(金) 18:12:53
男女には大きな喰い違いがある。
男も女も同じ人間であるが、見方によってはまるで違う生き物と思っていい。
その典型として、男は出世こそが最大の餌と思っているが、それは間違いである。
3
:
名無しさん
:2012/07/06(金) 18:13:40
そもそも、仕事と女の両立はほぼ不可能と言っていい。
仕事の充実は別れを表わしていて、そんなことをしてくれるなら自分をそばにいて、喜ばしてくれるの方が嬉しい。
女にとって男の出世はお菓子の付録に過ぎない。
4
:
名無しさん
:2012/07/06(金) 18:14:33
中学卒業間際、このまま愛を告げずに卒業していいものか。
硬派な筆者ではあったが、人生に一度は女のケツを必死に追っかけてみたい、そう思った。
5
:
名無しさん
:2012/07/06(金) 18:15:15
その女とは高校2年に付き合い出す。
ほとんど奇跡と言っていいだろう。
通常、初恋の女と言うのは実らず、吉祥天女のような完璧なイメージのまま終わる。
が、筆者は実ったのである。夏休みを迎える3日ほど前のことであった。
6
:
名無しさん
:2012/07/06(金) 18:16:10
が、その女は筆者を好きでもなかった。
「押しの一手」にあらぬ筆者の恋の遠慮で、それだけの理由で付き合ったらしい。
が、ここで思わぬ収穫を得る。
逆に言えば、筆者とて「好きだ」言われれば嬉しく、女は告白に弱い事を知る。
7
:
名無しさん
:2012/07/06(金) 18:17:13
その女との別れは恋の別れではなかった。
始まりと言っていい。
筆者はしばらく動かなかった。
もし、狼の目の前に羊がいるとするなら、それのみを見つめながら追っかけるであろう。
恋は確率のゲームである。
8
:
名無しさん
:2012/08/19(日) 22:14:31
高校卒業真際、筆者は通常通りの登校をしている。
低血圧で朝の目覚めの悪く、駅がぼやけて見えるのが筆者の通常通りの登校である。
乗換えで他の友達と合流し、高校生らしい会話は、今では考えられないハイテンションであった。
9
:
名無しさん
:2012/08/19(日) 22:15:34
ある登校中、乗り換えの前にクラスメイトの女と出会う。
名は小林さん(仮名)と言った。
筆者がボクシングをしていたことにちなんで、世界タイトル6度防衛した小林弘のことを小林さんは話した。
10
:
名無しさん
:2012/08/19(日) 22:16:09
小林さんとは文化祭で盛り上がった。
それだけである。
筆者の小林さんの印象はそれだけでこれと言って目に映る女でもなかった。
が、その後、小林さんは筆者の女になるのだが、人生とは不思議なものである。
11
:
名無しさん
:2012/08/19(日) 22:16:40
文化祭で盛り上がったのがよほど嬉しかったのであろう。
その後、仕切りに話し掛けて来ては独り喜んでいる。
挙句に旅行に行ったプレゼントまでくれるのだから嫌でも小林さんの心内を理解する。
12
:
名無しさん
:2012/08/19(日) 22:17:11
その後の高校卒業真際、小林さんは筆者に告白する。
13
:
名無しさん
:2012/08/19(日) 22:18:13
キープと言う言葉があるが、思春期の純粋な筆者には理解できなかった。
が、目の前に自分を好きと言ってくれる女がいるのである。
これをどう説明したらいいのか。
なぜ世の男がキープに走るか理解したような気がし、小林さんと付き合うことにした。
14
:
名無しさん
:2012/08/19(日) 22:19:21
キープとは、好きでもない女と次の機会が来るまで付き合うことである。
実際は男より女の方がそのけがあって、彼氏がいないのを酷く恥と思うらしい。
余談だが、男は女の数を自慢するが、女は振った男の数を自慢する傾向がある。
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