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観た映画の感想を綴る会

9ひろのはるお:2012/02/13(月) 19:02:40
第六回です!
今回は巨匠デヴィッド・リンチの「インランド・エンパイア」です。

まず、はじめに断っておくとこの映画は凄く面白いです。ですが、リンチ作品を観た事が無い人には全くといって良いほどオススメできません。
最初に観た感想→「意味が分からない」w
分からないながらも、手法はマルホランド・ドライブをさらに進化させた感じ、複数のストーリーを同時に進行させてるんだなーということは分かる。
さらに、ラストの方の部屋はこれはツイン・ピークスっぽいなってのも感じる。
二回目に観ると、どうやらロスト・ガールの子供と父親に会えない感じは
ブルー・ベルベットのイザベラ・ロッササリーニのオマージュなんではないか。

とか、リンチ作品を観ないと分からない事がちょいちょいあります。従ってこの映画を観る前にリンチ作品を一通り観ておいた方が良い気がします。
特にマルホランド・ドライブ!
この映画では物語は大きく前半と後半に分けられます。そしてテーマは多分「ハリウッドにおける俳優、特に女優という職業」ではないでしょうか。
今回のインランド・エンパイアは最初の1時間はここに集約されます。同じように売れない女優の話。ところが、急に映画の役の設定上の話になってくる。ここらへんはマルホランド観てればついて行けるんですよね…
それだけじゃなくてポーランドの話にも飛び火してくる。しかも、これらの話は同じ俳優が「演じる」ために所々でリンクしてくる。
そして、映画の撮影が終わるとなぜかすぐに撮ったシーンが劇場で流されている。
冒頭からロスト・ガールがテレビでずっとこの映画を観ているところに繋がってきます。
一回目に観て分からない理由の多くは共通の俳優が別の役を演じるというこの映画の重要なからくりが、「外国人は皆同じに見えちゃう」ってことでよく分からないことw

何回も観ればその度に発見があり、ネットとかに書いてある個人個人の解釈を観ても面白い。3時間は長いんだけどリンチ作品が好きな人なら以外にすっと入れると思います。センスある人なら感覚的に観ても面白いと思えるはずの作品です
細かい僕の解釈とかも書きたいけど、どうせ誰がみるわけでもないだろうから辞めておきます 以上!


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