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人工言語の集まる町

25luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/12(金) 11:52:03
側溝・排水溝・通気口・縁の下、これらはマスコット枠の独壇場である。
側溝から排水溝、建物内に侵入して、檻のすぐ近くの出窓に出た。
"naroos!!"
大猫は途中狭いところで、何度もつっかえながら進んだため疲れていた。
そこから、怪物たちとカオスな服装の戦闘集団の戦いが見える。
そして、真下にはとっくに粉砕された荷車の残骸と思われる木片と、内部に火が
点っている檻が見える。周囲にはちらちらと火の子が舞っている。
誰が見ても明らかにあの檻の内部の火のようなものが怪しい。

"kxaaaaaaa"
白猫又は周囲に漂う雑多なエネルギーを体内に取り込んで、二本の尻尾の先端へ収束させた。
細く、ひたすら細く、濃密で硬い針をイメージする。
周囲の力場の変化を察知したか、怪物の一部が冒涜的な触手のようなものを彼らの方へ飛ばす。
"saitaman saaki task-kac!!"
大猫は玩具のようなミニモップを振り振り、周囲のエネルギーを集め、黄金の鉄の塊の如き障壁を作ろうとした。
しかし、素人にいきなり不純物だらけの多種多様なエネルギー元素のコントロールができるわけがなく、
なぜか爆音とともにこの家の外壁が崩れ落ちた。
怪物たちの多くはがれきですっかり埋まってしまった。
あたりには、視界を遮る粉塵と名状しがたい悪臭が漂う。
"zo!"
粉塵の中、檻の中の炎だけがはっきりと見える。
白猫又は、腰を浮かした状態から二本の尻尾を伸ばし、
その先端から、二本の視認するのが難しいほど細い
雑多な力によって作られた光線を放った。
途中でがれきや怪物や柵に遮られはしたが、顕微鏡で見なければ分からないような極細の穴を開けて貫き、
檻の中の炎に命中させた。
カチャっという金属音と共に檻の中の炎が消えた。


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