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人工言語の集まる町

24luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/12(金) 11:50:58
そして、なぜかチョーク大の金属棒は、小猫又の体内に取り込まれた。
もうそしてあと一本は大猫の手に収まり、猫が使えそうなミニサイズのモップに変化した。
"uni?"
"har?"
「相変わらずわけがわからない」という反応である。
が、妖力が増したのか、彼らの体の調子はすこぶる良くなったようだ。
知っているものから知らないものまで、実に雑多で混沌とした
気体や粒子や液状の、この世界に漂う力の数々を知覚できるようになり、
それを気合で動かせるような気がした。
物理義体であり、何の設備も存在していないため、彼らの世界では、できるはずがないのだが、
世界模擬実験塔で遊ぶ時にやった色んな技が使えそうな気がした。
"oo, bojon, b'a bezn kisk"
"hwa hwa"
大猫がモップを振りまわすと、宙を漂う雑多な力の粒子が寄り集まって、光の粉となった。
白猫又は、細く短い二本の尻尾が伸縮自在に何メートルも伸びたりしていた。
哀れなことに彼らもまた、この世界の混沌に飲まれてしまったようだ。

"ba' bow cum ciunni-bow namluktan pe."
"la mamak si china chojuzal zobi kune china."
"biras! ciunni-bow bit johv gumoso"
"bani. mi bov fu si tsiunibo"
先の金属棒に対する下らぬネーミング談義をしているように見えるが、
その裏では、擬人化動物汎用語で先のおじさんの遺志を遂げる方法を立てていた。
この事件の原因と思われる1mの立方体状の檻の破壊を破壊すれば、
怪物の出現を止められるはずだ。
だが、そこに行くには無数の怪物が行く手を阻んでいる。
中二棒(と、安易に彼らは名付けた)による戦闘力を得たとしても、基本的に彼らはマスコット枠で非力である。
正面から行っても、怪物以前にあの武装集団に踏まれてそこに行くことはできないだろう。
だから、側溝を伝って接近することにした。


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