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人工言語の集まる町
19
:
luni
◆CcpqMQdg0A
:2012/10/11(木) 13:04:14
良く見れば、先ほど、すっ転んだ異人さんがなぜか銃で狙われている。
が、当然のことながら見ず知らずの他人を助ける義理もなければ意義も感じず、
小さな白猫又は、ミルクをピチャピチャ舐めながらその様子を眺めていた。
"bire vodal.... umai umai umai umai"
世に言う喋る猫が発する擬音無表情ながら幸せそうにを出すだけだった。
大猫妖怪に至っては飲食店の女性店員の足に体をこすりつけるのに夢中で、
銃声にも気付いていない。
動物が捕食する以外の目的で他の生物を殺さないなどと言うのは、
平和ボケの人間たちの迷信である。
犬も猫も、人間同様、遊びや気晴らしに生き物を殺す。
彼らの日常では比較的ありふれた光景であり、心を動かす光景ではなかった。
一方で、飲食店の店員と客たちは銃声に騒然となり、
"nainaaan!! nainaan!!"
女性店員は叫びながら、衛兵を呼んだ。
"Haltu!! Vi Krimuloj fiulaj!!"
鎧帷子と兜をかぶり、カラフルな四角い大盾を持った衛兵が
黒スーツと自動拳銃装備の二人組を制止しようと走り寄って来た。
"kez yava lobi......"
白猫又は、統一感のない世界観に困惑している。
「銃は剣よりも強し」ということを、淫靡で芸術的なあの漫画で学ばなかったのだろうか。
が、時既に遅し、銃声が鳴り響いた。
飲食店の女性店員や客たちは顔面を蒼白にしたが、
白猫又は、ミルクを飲んだら生肉も欲しいと、故郷の肥えた鼠たちを思い出していた。
肉食獣にとっては、おぞましい血も生肉も精神を害するようなことはない。
が、そのような食欲をそそるような光景にはならなかった。
異人さんは不思議そうにしている。
そして一同は彼の後ろ数十メートルに転がるソレをみた。
ぬめぬめとした粘液を思わせる人間大の塊、というのが第一印象だ。
苦しそうにのたうちまわりながら、周囲に粘液をばらまいている。
弾丸が貫通した傷から、異臭を放つ液体を垂れ流している。
匂いは魚と鶏の卵をまとめて腐らせて肥え溜めに落としたような
名状しがたい冒涜的な悪臭である。
"id bon gemed......"
人間離れした感性の持ち主である白猫又とはいえ、
余りの悪臭で、食欲が一気に吹き飛んでしまった。
"adel!!"
"Monstro!!"
"arte!!"
"fusamonof!!"
通行人や店の客たちは、その異形の何かを見た人々は正気度を削りすぎてしまったのか
様々な言葉で叫び、走り回り、散り散りに逃げ去ってしまった。
テーブルには様々な料理が食べ残されていたが、すっかり匂いがついて食えるものではなくなってしまった。
逆に時代錯誤な鎖帷子を付けた人々やスーツを着た人々、白と赤の長衣を着た人々等が集まり、
黄色い帯のようなものでこのあたり一帯を封鎖しようとしている。
関わると面倒なことになりそうだから早いところ退散した方が良さそうだ。
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