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【人工言語】人工言語総論スレッド

506seren ◆Irq7AFcfv2:2013/04/06(土) 23:23:29
子音連続についてはネットを調べたら以前僕が書いてた文が出てきたので載せておきます。

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たとえばCVCやCCVCCなどの音節が考えられるわけですが、このCには何が入ってもいいというわけではありません。
一般にソノリティ(音の聞こえ)の高いものが中心に来ます。CCVCCを山の形にイメージしてください。
母音のソノリティが一番高く、山のてっぺんです。裾野、つまり外側の子音に行くほどソノリティが低くなる。
これが音節のソノリティによる仕組みです。

ソノリティは一般に閉鎖音が最も弱く、側面音や鼻音は強く、母音が最も強いです。
しかも母音の中でもアが一番強いとされています。
大きく叫べというと「アー!」っというのはソノリティから見れば理に適ってます。
側面音や鼻音は子音の中ではソノリティが高いので母音に近い性質を持ちます。
音節はふつう母音が作りますが、littleのように側面音や鼻音が音節を作ることがあるのはそのせいです。

[plei]という発音があるのは、ソノリティがp<lだからです。[lpei]なんてないですよね。
ただ、言語には例外が付き物です。
英語にはspainやspiritなどの単語が存在しますが、実はソノリティをみるとs>pです。

こういう変な子音連続は偶にあります。アルカでも古アルカ由来でルフェルという固有名詞は/lfer/です。
側面音のほうが摩擦音よりソノリティが高いので、ふつうはありえません。

じゃあこのソノリティの法則って使えないのかっていうとそうでもありません。
エスプリって言葉、哲学とかで聞きますよね。あれはフランス語のespritから来ています。
また、spainはスペインではespana(字上符省略)です。

なぜe-が付いているのでしょう。あれはspという子音連続を避けた結果です。
eを付けることによってspではなく、esとpに分けたのです。
ソノリティが山形の音節を描くのが一般的という感覚が活かされています。
因みにこの感覚はラテン人にはなかったのか、ラテン語ではこの語にsp-を使います。eが付きません。

また、調音するのが難しいという理由で却下される子音連続もあります。
dkmatbrとか発音できますか?CCCVCCCなんですが。私はムリです……。多分多くの人類もムリでしょう。

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