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『「生長の家」の教義について議論する』板

132アクエリアン:2016/06/26(日) 14:58:53 ID:P2x.ck9M
■最悪の相続形態

今枝由郎著「ブータンから見た日本仏教」には次のように述べられています

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二十世紀後半のアメリカでのチベット仏教の流布に大きな功績のあったデシュン・リンポチェは、仏教の継承、発展に必要な「師」の継承に関して、世襲制、化身制、学徳制の三つを挙げたうえで、
親子の血統による世襲制相続は最悪の相続形態であると断言している。

そして、自ら第三代化身としてデシュン化身系譜を継承しているが、この化身制も最上のものではなく、仏教として理想的なのは修行によって徳を身につけた僧侶による継承であると述べている。

事実、化身制のダライラマを擁するゲルク派も、宗派の最高の僧侶はガンデン・ティパ(ガンデン寺座主)であり、「たとえ乞食の子どもでも、徳さえあればガンデン・ティパになるのになんらの支障はない」というチベットのことわざを引用している。

チベット系仏教の高度な伝統は、こうして継承されてきているわけであり、そこには、修行・研鑽によって得られる徳という基盤がある。

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私は、必ずしも、全面的に、宗教の継承において世襲制というものを否定しない立場ですが、このようなチベット仏教の継承の仕方は、大いに参考になりますね。

まあ、しかし、谷口雅宣総裁のやり方を見ていると、デシュン・リンポチェが鋭く指摘されているように、生長の家の法統の継承は、

「親子の血統による世襲制相続は最悪の相続形態であると断言している。」

という、格好の見本でしょうね、本当に、情けないことですが・・・・。

法統継承者を自称する人間が、その教団の開祖の御著書を、これは自分には違和感を感じる、ということで、絶版にして、信徒に開祖の教えを学ばせないようにしているとは、何と言うのか、宗教者として、「論外」でしょう。

信徒の皆様もおとなしすぎるのではないですか。

批判すべきときには、ガンガン、批判しなくてはならないのではないでしょうか。


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