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独占板

7062シャンソン:2016/04/09(土) 05:00:33 ID:VcgQrrEQ
      肝っ玉ばあちゃんの知恵

 霊界交信の際に私は自分の解釈を交えません。霊の声に耳を傾け、聞こえてきたことを
淡々と伝えるだけです。するとむしろドラマチックな展開になることがよくあります。
数年前の夏の晴れた朝、上品な中年の女性がシッティングを受けにやってきました。

 スタジオの外に停めた派手な車を見ると、かなりのお金持ちのようです。
彼女を部屋に迎え入れるなり、私は高齢の女性の霊が来ているのを感じました。亡くなった自分の祖母を思わせるような、
強烈な個性の、思ったことはすぐにでも口にするタイプの老婦人でした。

 その霊は、パソコンの前に座った男性がきれいな女性とオンラインでチャットしているイメージを送ってきました。
私がそう話すと、相談者は顔をこわばらせて絶句しています。
「亡くなったおばあ様によると、あなたは悪循環に陥っている相ですね。『旦那のやっていることをやめさせるんだよ。今度こそ本気でおやり』と言っています」
女性はおどおどと私を見つめて軽くうなづいています。

「それで、ほかには何か?」「じつはあまり。もちろん、あなたを愛していることをわっかてほしいと言っています。ただ、先ほど言ったことが、あなたに一番伝えたいメッセージだそうです」
女性が話し相手を必要としていることを語り始めました。彼女の夫はインターネットの出会い系サイトで知り合った女性と付き合っていました。
それを知った彼女は夫に最後通牒を突きつけたそうです。

 すると夫が女性と別れることを選択したようななので、彼女は夫婦の仲を取り戻そうと懸命に努力しました。ところが再び夫の浮気が発覚。はたして夫にもう一度だけチャンスを与えるべきか、それとも、
やはり最後通牒どおりに離婚するべきか、彼女の心は揺れ動いていました。
 そういうわけで、生前、困ったときにいつも頼りにしていたのだそうです。
じつの母親とあまり仲がよくなかったものの、祖母はいつも歯に衣を着せぬ調子で現実的な助言を与えてくれるので、
彼女にとって頼りになる存在でした。長い人生の道のりで培ってきた数々の知恵を、祖母自身は「肝っ玉ばあちゃんの知恵」と
呼んでいたそうです。

 孫の望みどおり、その日、祖母の霊は姿を現しました。そして生前同様にずばりひと言だけ放つと霊界へ帰っていきました。
そんな彼女の言葉でも、どうにかこうにか孫娘の悩みを解決に導いてくれるだろう、私にはそんな予感がしていました。

  「あの世」のしくみがわかる37の真実 トレイシー・J・ヒッグズ 著


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