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独占板
7054
:
シャンソン
:2016/04/08(金) 19:59:14 ID:.K5Wnmf6
五年ばかり前に古い知人の令嬢がある駅の踏切で事故死した。彼女はスーパーで色々な
買い物をして、大きな紙袋を二つ持って踏切うにさしかかった。折しも駅には急行電車が入ろうとしていて、
遮断機は降りていた。令嬢は遮断機の前にしゃがみ込んで、電車の通過を待っていた。紙袋があまりに重いので、
地面に置き、用心のためにそこにしゃがんでいるのだろうと傍の人は思ったということである。
間もなく急行電車の轟音が響いてきた。とその時突然、令嬢は遮断機の下をくぐって線路上に出て行った。
人々があっと叫ぶ間もなく、彼女は撥ねられて即死した。彼女の死は自殺だということになった。私の友人である彼女のお母さんは、
自殺をするような原因は何も思い当たらない。第一彼女はスーパーで山のように買物をしているではないかといい張った。
しかし彼女は下っている遮断機の下をくぐって線路上へ出て行ったのだ。これは自殺に決っているというのが衆目の一致するところだった。
自殺ではない。おそらく彼女はその踏切にいた未浄化霊に憑依されて死んだのだ。私はそう思う。彼女の家庭の経済の基盤はしっかりしており、
彼女は外国文学を専攻して、翻訳などもやり始めていた。年はもう若くはなかったが、希望のない生活ではなかった。
お母さんがいうように「何の問題もない」ように見えていた。しかしそう見えていたとしても、
心の中は「何の問題もなかった」かどうかは誰にもわからないのである。踏切には前にそこで死んだ未浄化霊がいたにちがいないのだ。
その未浄化異霊はその前にいた未浄化霊に憑かれ、引き込まれて未浄化霊になったのかもしれない。
そうして引き込んだ霊もまた、その前にそこで死んだ未浄化のまま居座っている地縛霊のためんびそうなったのかもしれない。
その後、「あそこの踏切は前からよく人が死ぬんで有名なんです」といった人がいた。
地縛霊になってしまう霊魂は、自分が死んだことを自覚しないために、いつまでも死んだ場所に居つづけるのだという。
浮遊霊と違ってあちこち浮遊しないで、その場にじっと孤独に耐えている。
そして同じ波動の人が来ると引き込んで仲間を増やし、だんだん増えて霊団になっていき、力を持つようになる。
令嬢は霊体質だったのだろう。そして心の中のことは、もしかしたらその人自身にもわからないものなのである。
今私が願うことは憑依されないことの大切さである。と同時に憑依しないように死ぬことの大切さである。
憑依しないように死ぬということは、生きている間に卑しい情念や欲望を克服し、何も思い遺すことがないように十分に
生き抜くことだ。それは過去三十年間の心霊体験の結果、私が得た最も大切なことである。
『冥途のお客』 佐藤愛子 著
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