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6535
:
シャンソン
:2016/02/21(日) 22:36:27 ID:CcvFMbas
国民の苦しみを肩代わりした昭和天皇の生き方
昭和20年8月30日、ダグラス・マッカーサー元帥が日本に降り立ちました。
終戦後、GHQの最高司令官として日本の占領政策を進めるために来たのです。
約1ヶ月後の9月27日に昭和天皇が会いに来るということになった。
マッカーサーは、どうせ命乞いに来るのだと思って、自分の部屋でコーンパイプをくゆらせて
足を組んで待っていた。迎えには出なかったそうです。
昭和天皇は燕尾服を着てやってきて、「マッカーサー元帥、お願いがあります。ここに皇室の財産目録があります。
私の命とこの財産目録を差し出しますから、日本国民のためにアメリカから食糧を送っていただきたい」と言ったそうです。
マッカーサーは驚いた。今までいろんな人に会ってきたけれど、命乞いするとか亡命をするという人ばかりであって、自分の命を差し出すという
トップの人には一人も会ったことがなかった。
それで大変驚いたのだそうで、話をしているうちに、この人はポーズで言っているのではなくて、本当に心からそういうふうに言っているのだと思ったそうです。
命も本当に差し出し、財産目録も本当に差し出している。その財産目録を見たら、細かいものまで全部載っている。昭和天皇が本当に誠心誠意対応したということがわかり、マッカーサーは本国に
連絡して、子供用の食べ物、特にチョコレートやチューインガムを大量に送らせました。
そして、届いた食べ物を米兵を使ってどんどん配り始めた。あのチョコレートを配っていたのは米兵の厚意ではあるけれど、実はその根っこには昭和天皇の一言があったのです。
マッカーサーが要請して、食べ物が来たのですが、その根底は、日本国民に食べ物を与えてほしい、もっと多くのものを取り寄せてほしいと言った昭和天皇の言葉だったということなのです。
マッカーサーは、その人格に打たれて、昭和天皇が帰るときには玄関まで見送ったそうです。
そして、昭和天皇の車が出て行くときに、敬礼をしたという話が残っています。別に私は昭和天皇や天皇家を礼賛しているつもりはありません。
ただ、人間の意識として、自分の命を助けてくれ、なんとかしてくれというのとは違うところに意識を持っていく人がいるということ。
人間には、そんなことが可能だということです。
1月1日、天皇陛下は東西南北四方に向かい、正座をして、お祈りをするそうです。
「今年この国に災いがあるとしたら、まず私の体を通してからにしてください」。これを四方拝といいます。
天皇家というのは、それを毎年繰り返しながら、100代以上にわたって生きてきた家系だそうです。
この話を最初に聞いたのは、2010年6月30日、伊勢神宮での「ありがとうお礼参り」のときでした。、
そのときすでに私は糖尿病で肺に水が入るという状態でした。2009年10月末に発病して入院をしてから合計7回入退院を繰り返してきて、
その途中で、この病気が治らなくてもいいけど治ったほうがいいという気持ちもありました。
ところが、この昭和天皇の言葉を聞いたところから、頭の中がカチャカチャと動き始めました。そして1年経って、ある結論に至りました。
私はどの友人の顔を思い浮かべても、この人のためだったら、少しずつ災いをいただいてもいい、片代わりをしてもいいと思える人たちばかりだったのです。
この人の肩代わりはいやだという人が一人もいなかった。その人たちのために私の病気が進行するのであれば、それでいいという結論になりました。
天皇陛下のように、国民すべてありとあらゆる人の災いを自分が一身に背負いますというところまではいっていませんが、天皇家というのは、そういうことを言い続けてきた
家系である。そして災いを一身に浴びて、背負いきれなくなって亡くなると、それを皇太子殿下が受け継いで、また災いを一身に浴びて死んでいくという、そういう家系だったということです。
聞いた話では、天皇陛下と皇太子殿下がヒソヒソと話をしている場面というのが結構あるそうですが、侍従長さえも、なんの話をしているのかはわからないそうです。
天皇から皇太子にだけ教えていることがある。四方拝もどうもそうらしく、わが身に全部降らせてくださいというのは、ほかの人には一切知らせず皇太子にだけ教えていくらしいのです。
それが漏れ伝わってきたのはありがたいことで、それを活字にして書いてしまっていいのかなというところはあるのですが、人間の魂がここまで崇高なところに行くことができる実例として、どうしても紹介したくなりましたので、
書くことにしました。
(つづく)
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