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独占板

4238シャンソン:2015/09/04(金) 12:38:50 ID:uBjOdluo
「人が予測することは滅多に当たらない」と知っておく

 古代ギリシャの昔話に、次のようなものがあります。
ある日、人間が神様のところへ行って、「火を使うことを許してほしい」と願い出ました。
火があれば、寒いときに温まることができます。食べ物を調理することもできます。

 また、オオカミなどの外敵を、火を燃やすことによって怖がらせて、寄せつけないようにすることもできます。
神様はその願いを受け入れて、人間に火を使うことを許しました。ただし、その代わりに、人間から未来を予知する能力を奪いました。
それ以来、人間は未来について誤った判断ばかりするようになりました。

 人は「未来はこうなるだろう」と予測しながら生きています。
しかし、その予測が的中することはあまりありません。ギリシャの昔話が教えてくれているとおり、
人間は未来について誤った判断ばかりしているようです。未来のことは誰にもわからないからです。

「この株を買っておけば、将来値上がりして大儲けにできるに違いない」と思って購入した株が値下がりします。
そして、「あんな株、買うんじゃなかった」と後悔します。
「あの人に、これをプレゼントすれば喜んでくれるに違いない」と予想してプレゼントしたものを、相手は全然喜んでくれません。
「あの人にプレゼントしようなんて考えるんじゃなかった」と後悔します。

 そして、そのイヤな思いを忘れれなくなります。
その意味では、はじめから「未来の予測なんて滅多に当たるものではない」と、腹をくくって生きていくほうが賢明です。
 そのことを知っていれば、仮に期待していた予測がはずれても、ダメージを和らげるクッションになります。
イヤな思いを忘れられなくなることもないのです。

   『忘れたいことを忘れる練習』 植西聡 著


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