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独占板

219神の子さん:2014/12/05(金) 22:56:01 ID:5d.jGat2

ボクが小学生だったころの話を聞いてください。
じつはボクは給食が苦手な子どもだったのです。嫌いな野菜がたくさんあったし、
魚も苦手でしたから、給食を食べ終わるのはいつもビリでした。

 一年生のときはクラスでいちばん体が小さく、風邪ばかり引いていました。
あるとき、心配した担任の先生がボクを栄養士さんのところに連れていってくれました。
そして、栄養士さんから野菜を食べることのたいせつさや、体に必要な栄養素の話を聞かされ、
「最初はひと口からでもいいんだよ」という栄養士さんの言葉をきっかけに、ボクは少しずつ野菜嫌いを
克服していきました。

 給食もいつの間にか大好きになっていて、小学校を卒業するころには身長はうしろから2番目、風邪も引かない元気で
たくましい子どもになっていたのです。栄養士さんのお蔭で給食が好きになったボクが、大人になって給食作りを仕事にしたのは
自然な成りゆきだったのかもしれません。

 ボクはいま青柳小学校で栄養士の仕事をしていますが、着任してびっくりしたのは、給食を残す子どもや偏食の子どもがあまりに多いことでした。
魚、野菜、豆類の残菜量の多さにショックを受けたものです。そこで、子どもたちがもっとおいしく給食を食べられるようにと、まず、味つけや彩りを変えていく
ことからはじめました。野菜嫌いの子どものためには、野菜は細かく切って食べやすくし、調理の仕方も工夫しました。

 コクと味の奥行きを出すためにと、だしにも随分こだわりました。旬の食材や郷土愛を育む地場産物を使う、冷凍食品や出来合いのものは使わずすべて手作りするなど、
「残さず食べたくなるおいしい給食」のために、できるかぎりのことをしました。
するとどうでしょう。残菜がほとんどなくなっただけでなく、「先生、今日のレシピちょうだい」と、ボクのところにやってくる子どもが、増えはじめたのです。

 『日本一の給食レシピ』 松丸 英 著


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