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独占板
174
:
愛と追憶の日々
:2014/11/30(日) 20:25:02 ID:Cx7cMu0k
巻き毛の小さな女の子
2002年9月28日午前10時30分、皇后さまを乗せた日本航空451便は、予定通り
成田空港を離陸した。チューリッヒへの、11時50分のフライト。
それは、歴代皇后として初めての単身でのご渡航であった。スイス・バーセルで行われるIBBY(国際児童図書評議会)
創立50周年大会に名誉総裁としてご出席のためである。
皇后さまと書籍、特に児童書との関係はたいへんに深い。
御著書『橋をかける 子供時代の読書の思い出』でも、ご幼少時の読書体験などを印象深く記され、ご自分にとっての本を読む
ことの意味を伝えておられる。
バーゼルは、チューリッヒから一時間ほど。フランスとドイツに国境を接した小都市である。大聖堂が町の中心に位置し、足元にはライン川が
半円を描いて流れている。実は私はIBBYの会員として、皇后さまのご到着の2日前からバーゼル入りしていた。皇后さまの取材が発端となり、1998年より
IBBYに入会していたのである。皇后さまのご訪問取材のために、日本テレビから宮内庁担当の増田隆生記者、『スーパーテレビ情報最前線』の小嶋清美ディレクターとカメラマンが、
皇后さまと同じ日本航空451便でチューリッヒ入りしている。
皇后さまの宿舎となったホテルは、ライン川を見下ろすドライ・ケーニゲ・アム・ライン。バーゼル版“眺めのいい部屋”ともいうべき、かなり古そうで規模も大きくはないが、品のいいホテルである。
ご滞在中、早朝の町を毎日歩かれた皇后さま。時差克服努力をしていらしたのであろう。わが日本テレビのカメラマンはそのご様子を撮影しようと駆けつけたが、お歩きになるスピードに驚いたという。
散歩というよりは、むしろウォーキング。いつも優雅な皇后さまだが、スポーツウーマンでもいらっしゃる片鱗を、垣間見るエピソードではないかと思った。
『皇后陛下美智子さま 心のかけ橋』 渡邊満子 著
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