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1378
:
シャンソン
:2015/02/19(木) 19:25:50 ID:yfDNhyng
風水というものがなんで中国で発達したのかということも、調べてみたんですけれど、それは、
地形を見るための法則だったんですね。
風水は、もともとは「地理」といわれていたらしいんです。僕らが学校で習う「地理」ですね。
それとまったく同じ意味で、地の理を学ぶということが風水のはじまりなんだそうです。
中国でなぜそれが発達したかというと、領土の侵略があると、住んでいた土地を追われるわけです。
ここはもう新しい国だから、そこから出ていかなければいけないとか、それこそ『三国志』の時代だったら、占領されたら
首を切られちゃったり、別の土地へ行けということになる。
それで、出て行ったときに、離れた知らない土地でいかに生きていくかということが、すごく大事になるわけですよ。そのために何が
一番大事かというと、やっぱり水なんですよね。あとは畑が耕せるかどうか。この2点なんだそうです。
それを見極めるためのノウハウなんですよ、風水って。
ここにはちゃんと水があるのか、この土地はちゃんと畑を耕せるのかということを判断するためのノウハウなんですね。
それがもともとの風水の考え方、成り立ちだそうです。
風水の基本は地理を学ぶもので、生活の知恵として、当時はそれがないと生きていけなかった。もっと言うと、畑にする場所と、
住居を建てる場所と、死者を弔う場所を分けるためのものなんだそうです。いわゆる墓場のような場所は、生活上必要なんですよ。そうですよね、だって
みんな絶対に死ぬんですから。
必ず誰かが死ぬわけだし、それこそ争いで死ぬ人もたくさんいたわけだから、屍をそのままにしておくわけにはいかないし、そのままにしておいたらその土地が穢れたままになる。
その土地に作物ができなくなったら困るわけで、もしそこがそうだったら、きれいに整えて、穢れたものはふさわしい場所に移動してから、畑を作るというふうにしないといけないわけですよ。
そのための知恵として発達したのが風水だということが文献に書かれていて、これはすごい納得だと思いましたね。
ではどうして風水は日本ではそれほど発達しなかったのかというと、日本では、そうする必要がなかったんだと思うんですよ。どこでもある程度、水はあるし、作物はとれるし、神社がどこにでも
あるというのもそうだし、感覚的にエネルギーの流れみたいなものもわかっているから、基本的に何かがないと生きていけないというような歴史がないわけですよ。だから風水が発達しなかったのもよくわかる。
もっと言えば先述のとおり、日本全体がパワースポットであり、龍だから、その龍の中で暮らしている限り、それほど心配することはないよ、ということになるわけです。
人が生きていくためには、水はすごく大事ですからね。水がなければどうしようもない。水という資源が世界中では非常に大事のされているけれども、日本ではそれが最初に豊富にあるわけで、こんなに小さな島なのに、
川は無数にあって、水には困らない。そういう意味でも日本はすごく恵まれているんですね。だからこそ、ひとつの文明が二千年以上も続いているんだろうと思います。
『いちばん大事な日本の話』 はづき虹映 著
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