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Web誌友会 板/2

726復興G:2013/04/21(日) 15:04:10 ID:AB6RqYXc

<つづき>

さて、「黙示録」でヨハネに現れた「人の子の如き者」すなわち永遠のキリストは、「我は最先(いやさき)なり、最後(いやはて)なり、活ける者なり、我れ曾(かつ)て死にたりしが、視よ、世々限りなく生く。」と言っております。

これは、肉体イエスは33歳で磔にかかって死んだと見えるけれども、生命の本体は時空間を超えて時空間をも創り出したもの、すなわち父なる神と一体なるものでありますから、死んでいないのであります。だから自由自在に復活してヨハネにあらわれ黙示(啓示)を与えることが出来たのであります。それで「死と陰府(よみ)との鍵を有(も)てり」――生死の鍵を握っている者だと言っているのであります。

では、住吉大神とは何者であるかと言いますと、古事記神話の中で、天照大御神様がお生まれになるに先立ち、宇宙浄めの神として、水と塩(霊)とを以て浄め給う龍宮海の神様として現れられた、上筒之男神(うわつつのおのかみ)、中筒之男神(なかつつのおのかみ)、底筒之男神(そこつつのおのかみ)と言われる三柱の神様を一体として総称し、住吉大神(すみのえのおおかみ、俗称すみよしの大神)と申しており、これが生長の家大神であると言われているのであります。

住吉大神は其の後同書に塩椎神(しほつちのかみ)又は塩椎翁(しほつちのおじ、日本書紀・神武天皇の巻)として現れ、天孫(てんそん、天照大神の御孫)ニニギノミコトの御子で皇統を継承される火遠理命(ホオリノミコト)――またの名を彦彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト、山幸彦)と申し上げる――が兄君から借りた釣り針を魚に取られて海辺で泣いておられたときに、ミコトを龍宮海にお導きして、失われた釣り針を取りもどし、美しい豊玉姫と結婚なされるようお導きをされております。

神話は、真理の象徴物語であります。

龍宮は海の底にあると言われておりますが、それは創造(ウミ)の根底(ソコ)すなわち、現象世界の一切のものを表現展開して映し出しているスクリーンであるところの時空間をも創造した、創造の根底の本源世界を象徴しています。そこにはあらゆる一切のものが備わっており、喪失ということのない世界でありますから、失われた釣り針も出てきたのは当然なのであります。

この龍宮海にお導きするとき、塩椎(シホツチ)翁、塩椎神すなわち住吉大神は目無堅間(めなしかつま)の小舟に乗せ奉ったとあります。目無堅間とは、時空間の目盛がない、すなわち時空間を超えている、時空間をも創造した根底の本源世界へお導きする船ということを意味しているのであります。

それで、「終戦後の神示」には

「われは七つの燈台に火を点ずる者である。われは白髪の老翁である。白髪とは久遠永劫よりつづく無量寿の象徴である。われは彦火火出見尊が魚(な)釣らす鈎(つりばり)を失い給ひて憂ひ泣きたまふ海辺に来りて、尊(みこと)を龍宮海に導きたる塩椎神(しほつちのかみ)である。塩椎神とは水(し)火(ほ)土(つち)之神の謂(いひ)である。霊は水火土と顕れ、一切のものは水火土から生れたのである。

 われは霊の海、創造の神である。水即ち『おしめり』と、火即ち『ぬくもり』と『土』の働きとがあって万物は生ずるのである。黙示録には『われはアルファなり、オメガなり、生と死との鑰(かぎ)を持てり』と録(しる)されてゐるのがそれである。

 われを単に海の神だと思ふな。龍宮海の神の如くあらはれてゐるのはウミ(生み)の象徴であり、龍宮無限供給の神のシンボルである。われは一切の創造(うみ)の神であるから無にして無尽蔵である。」

とあるのであります。
<つづく>


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