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Web誌友会 板/2

6118a hope:2016/03/02(水) 09:57:35 ID:cEpBaIdo

「生命の實相」第24巻 p156 9行目〜

苦痛とは「迷い」のケミカライゼーション(自壊過程)であります。

栗のイガがパチリと破裂する時の激震のようなものであります。

栗の果実は「実相の世界」においてはすでに成れる存在でありまして、イガが破裂しなくとも、それ以前からすでにあるので、すでに完成しているから、小粒から大粒へと生長することもないのであります。

しかるに現象世界は、実相世界が時間空間のスクリーンの上に展開されたる映画的世界でありますから、時間的序列の上に、空間的ひろがりの上に、順序を追うて展開してゆくのであります。

ところが実相がそのまま現象世界に展開してゆくだけならば、栗のイガがパチリと破裂するにも不調和な振動を伴わないでリズミカルな調和した諧調をもってイガが破れ実相が展開してゆくのであります。

もし事件の展開に不調和な振動(苦痛・不幸)が感じられるならば、それは本来因(実相)の展開ではなく、後天因(ウソの本物でない妄念)の自壊が伴っているのであります。

こういう「ウソの本物ではない妄念」の自壊作用として、ある発達程度の人の向上のためには、苦痛不幸が来るのであります。

ある発達程度以上の人にとっては、もうその人の生長のためには、苦痛不幸は必要ではない。

もうその人には「ウソの本物でない妄念」が伴わない。

「ウソの本物ではない妄念」が伴わなければ、それの自壊作用(苦痛、不幸)が起らない。

大勢の生長の家信徒諸君が、「生長の家」や、『生命の實相』を読んで、今まで病苦、人生苦が大いに軽減したり、病気が全然なくなったり、生活難が全然消えてしまったような実例を無数にあげているのは、「ウソの本物ではない妄念」がこれらの神誌・聖典を読むことによってなくなるから、すでに無いものは自壊作用を起こす必要がないために、苦痛、不幸が起らなくなるのであります。

地上天国の出現とは要するにこの「ウソの本物ではない妄念」が大多数の人類から消滅するために、苦痛、不幸がほとんど見られないところの理想世界が現象世界に出現することであります。

このように「ウソの本物ではない妄念」を人類から取り去りさえすれば人類の生活は光明化するほかなない、それが生長の家では人類からこの「ウソの本物ではない妄念」を取り去るための文書伝道を大々的に行ない、思想宣布によって地上天国の実現を促進しようとしているのであります。


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