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Web誌友会 板/2
6086
:
a hope
:2016/01/24(日) 12:06:50 ID:cEpBaIdo
「生命の實相」第24巻 p24 5行目〜
ごく最近聡明な一婦人にあったところ、彼女は雑誌小説から受けた憂鬱な暗示のために、その日半日以上まるで病気にでもなっていたといった。
その小説は有名な作家の書いたもで、優麗な筆で残忍な事件を描写してあった。
その強き筆致の印象が彼女の心の底にあった病的層に触れて彼女をすっかり病気にしてしまったのであった。
医科の学生が解剖実験室で受ける恐ろしい暗示作用や、病気のことをたえず研究していることからくる恐怖的影響のために病気になることはよくある例である。
これとは逆に、たえず愉快な、希望に満ちた、健全な思考が、肉体に好影響を与えて、病弱をも健康に甦生(よみがえ)らすことができることは当然と言わねばならない。
病者の心は多少ともどちらといえば弱くて、主観的で、消極的である。
そしてまた感じが非常に強くて善悪とも暗示に非常に感化されやすいのである。
これに反して健康者の心は自主的な積極的な自己創造的な態度であって、暗示に対して反発力が強く、病的な思想など吹っとばしてしまうのである。
誰でもたいていはその人が病気の際に、愉快な楽天的な知人から見舞いを受け、希望と勇気とを心のうちにつぎこまれて急に気分が快活になり、その時から病気がよくなるような光明を受けた経験をもっているであろう。
またわれわれは、その病気の際に憂鬱な悲観した気の晴れない見舞客に接すると、自分もまた光明を失っていっそう暗い気分に誘われた経験があるであろう。
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