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Web誌友会 板/2

6066a hope:2015/12/25(金) 23:52:49 ID:cEpBaIdo

「生命の實相」第23巻 p151 4行目〜

(十一)

されば汝ら、
心の中に常に円満完全清浄なる実相の姿を描けよ。
常に円満完全無病なる神の子の相(すがた)を描けよ。
人は神の子にして其の他の何者にも非(あら)ざるなり。
円満完全なる神より不幸は生ぜず、
円満完全なる神より病は生ぜず、
不幸と病とは唯これ五官の妄想(まよい)に過ぎざるなり。
汝ら病を恐るること勿(なか)れ。
五官の感覚に描かれたる病は
一毫(いちごう)も汝らの生命の実相を病ましむること能わず、
一毫も汝らの生命の実相を不幸ならしむること能わず、
如何なる病も
如何なる不幸も
ただ『生命の実相』の表面を掩(おお)える
叢雲(むらくも)の如き幻に過ぎざるなり。
その幻はすべて
『生命の実相』を知らざる迷いより生ず、
汝ら『生命の実相』を知り、
迷い滅すれば恐怖滅し、
恐怖滅すれば
一切の不幸おのずから滅せん。


ここにはいっさいの不幸、病気、災難などというものは恐怖が因(もと)になって生ずるということが書いてあるのであります。

(略)

恐怖心を起こしたが最後、もう自由自在の知恵が出なくなる。

下手な考え休むに似たりというようになってくる。

たまたま考えついた考えは失敗だらけの支離滅裂なものとなる。

だからどうしても事業を大成するには恐怖心を滅しなくてはならぬ。

恐怖心を滅するにはどうしたらよいかというと、『般若心経』には「顛倒夢想を遠離すれば恐怖なし」と書いてあります。

恐怖の因(もと)は、顛倒夢想から生ずるのであります。

顛倒というのは「サカサマ」――有るものを無いと思い、無いものを有ると思う、これが「サカサマ」であります。

「夢想」というのも、無いものをあるかのごとく妄想によってえがき出すのが夢想であります。

では何がサカサマであり顛倒夢想であるかと申しますと、肉体は本来無いのに有ると思い、本来有る完全円満な神の子なる実相身をアベコベに無いと思う――これが顛倒夢想であります。

本来この世は神の国であり仏土であるのに、苦娑婆であるとか、地獄であるとか、穢土(えど)であるとか思う――これが顛倒夢想であります。

(略)

この顛倒夢想を覚ますには、夢にうなされてる人を覚ますのに大声でどなるように、われわれは言葉の力を用いるのであります。

「そんな病気の相(すがた)や貧乏の相は本来無いんだぞ」と耳元で大声を出してやると、「ムニャムニャ」と言いながら目を覚ます。

眼を覚ましてみると、今まで自分は貧乏なルンペンであってしかも病気をしていると思っていたのが豈(あ)に計らんや、その実(じつ)自分は無限の長者の後継者(あとつぎ)であって金殿玉楼(きんでんぎょくろう)に錦繍(きんしゅう)の夜具の上に実に楽々と寝ていたのだということがわかるのであります。

心が真理を悟り、実相に目覚めれば、天国浄土は今、このまま、ここにあることを見いだすことができるのであります。

その状態を説明して聖経『天使の言葉』には次のごとく書かれているのであります。

(つづく)


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