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Web誌友会 板/2

6059a hope:2015/12/15(火) 17:25:48 ID:cEpBaIdo

「生命の實相」第23巻 p123 3行目〜

そういうあんばいにして、川村さんの視る限り世界中の姿がすっかり変わってしまったのでありました。

川村さんは、素直な幼児(おさなご)の心で真理を受け入れられたから、たった一度『甘露の法雨』を読んだというだけで、かくも偉大な功徳を得られたのであります。

『甘露の法雨』の功徳というのは、要するに『甘露の法雨』に書いてある真理の功徳にほかならないのであります。

そこで、この真理を読んで実相を見る目が開けた時に世界中の姿が変わってくるということになるのであります。

『維摩経』の中に、天人の世界へ行って御飯を出されると、同じ真っ白なご飯を出されても食べる者の心に従ってその色が変わる、ということが書いてありますが、これと同じことで、われわれも心が変われば、その心に従って世界が姿を変えてくるのであります。

今まで花火は小さいものだと思っていたのが実は花火は大きいものだと分かる。

空の色も心の目が開けた時に、ああこんなにも美しい碧色だったのかとわかってくるのです。

この世は苦しい世だ、憎しみに充ちた醜い世だと、厭世的に世界を眺めている人もある。

しかし、苦しみの世界は、あるのではない。

そういう人は心の目を開かない人なのです。

心のチカメなのです。

心がチカメであるから、楽しい、よきことのみに充ち満ちた実相の世界を見ることができないで、この世は憂いの充ちた世界と見えているのです。

それが一度真理に触れて、心の目がぱっと開いた時に、この世はこのままで極楽浄土となるのであります。

目の治った話はまだいくらでもあるのです。

昨日も『主婦之友』の記事で有名な栗原保介氏の令弟で栗原清吉さんが来られて皆の前で話されたのでありますが、この方は川村さんの五度よりもきつい三度と四度というまことにひどい近眼を二、三度話をするだけでたちまちにして治されたという、実際の話をされまして、お話をうかがった多勢(おおぜい)のもの皆大変に感動したのでありました。

栗原さんは今日そこに見えていられますから、あとで御自身の口からくわしくお話をしていただくと大変によいと思うのであります。

かくのごとくわれわれは、この眼という物質で物をみるのではなく、心によって見るので、心の目が開けたら、地獄も天国になるということを、生長の家で多くの方が体験され、またその体験によって実証されているわけなのであります。


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