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Web誌友会 板/2

6008a hope:2015/11/19(木) 10:12:35 ID:cEpBaIdo

「生命の實相」第23巻 p75 後から5行目〜

人は両(ふた)つの世界に住んでいます。

その一つは「創世記」第二章七節に「エホバ神、土の塵を以て人を造り」と書いてある人間――物質的存在として、肉体的存在として幾様にも物質に縛られている人間であります。

もう一つは「創世記」第一章二十七節に「神その像(かたち)のごとくに人を創造したまえり・・・神その造りたる諸(すべ)てのものを視たまいけるに甚(はなはだ)善かりき」とある神のイメージとしての人間、至善至妙自由自在としての人間であります。


この二つの人間、実相の人間と物質の人間とが、「創世記」第二章七節の後半で交錯しているのであります。

ここに迷いの元(もと)があります。

すなわち「土の塵」という物質的制約の中へ、神はその精霊なる「生命の気(いき)を吹き入れ給うた」――それによって人間は「生ける霊」から「生ける物」へと転落したように見えているだけであります。

ここに人間は自由自在であると同時に、不自由極まる物質的制約の中にある、いわゆる現象人間が出来上がったのであります。


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