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Web誌友会 板/2

5468a hope:2015/06/02(火) 09:05:50 ID:cEpBaIdo

「生命の實相」第19巻 p5 8行目〜



わたしは中学時代にどこかの八卦見(はっけみ)で、人相をおおまかに見てもらったことがあったが、
「あなたは次男でありながら跡継ぎの人相をしている。生まれた家を出る相をしているから、
おそらく生まれた家を出て他家であとつぎをする人であろう」
とその人相見は言った。

わたしの血縁の兄弟は、すぐ兄が一人妹が四人あるが、どの兄弟もわたしにほとんど容貌(かおかたち)が似ていない。

わたしだけが特別な容貌をしていて、わたしだけが叔母の家に貰われ、わたしだけが最も多く教育され、
わたしだけが一等精神的方面に興味をもつようになったのである。

同じ家に生まれながら、わたしは兄弟のうちで別の容貌をもち、別の運命に導かれ、別の生活を送るように割り当てられていたのである。


わたしは叔母の家へ貰われていったのではないと、生みの母がわたしが成年になってからわたしに話して聞かせたことがある
――それは四歳の時、わたしがあまりにかわいらしいからどこかへ遊びに連れて行くのに一日だけ貸してくれと叔母さんに言われて、
それきり、わたしを生みの家へは返してくれなかったのだ。

迎いにいってもわたしを隠してしまって、その代わりに姑さんが出てきて「マサハルはここへ置いといたらいいじゃないか」と言うのだから、
姑さんに敵対するわけにもゆかないので、そのまま、叔母の家に置いたら、ついにその家の子になってしまったのだそうである。

運命が、わたしを選んでそう導いていたのであろう。


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