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Web誌友会 板/2

5307a hope:2015/03/22(日) 20:11:38 ID:cEpBaIdo

「生命の實相」第16巻 p160 9行目〜

滝村―― 薬剤の功罪いかんの問題は別として病気に罹れば医者にかかるという通念がまだ現在は一般人にあります以上、貧乏のために医者にかけず子供を失い、あるいは親を亡くしたという場合、その貧困が遺族に与えた悲しみは最大の打撃になると思います。

医者にかけても駄目な病人だったとは思いながらも、医者に一度でも見てもらっておけばよかったという嘆きがおこるのは普通で、まだ「生長の家」の真理を知らない人にとっては、医者にかかることの方が不幸に思われ、不幸にして医者にかかりえないことを、みずから幸福であると悟っている人はまったくなく、この点当事者にとっては貧しく医者にかかりえないことを不幸と感ずるほかはないのであります。


谷口―― そこで、あなたのような貧民愛の深い人が出現して街頭に立ってでも、医薬なくともたいていの病気の治りうる理由、人間は環境に支配せられるものではなくて、自覚さえ強まれば勇気さえ出せば健康上にも社会上にも頭をあげうるゆえんを宣伝して下さる必要があると思うのです。不撓(ふとう)の意気と不屈の努力さえあれば、現在でも貧賤から起って、少なくとも貧賤の階級を脱して中産階級程度に昇りうる機会はたくさんあるのです。可憐な婦女子でもそれができないことではない。一例をあげれば、
・・・(略)・・・
逆境は必ずしも人間を不幸にしない。人間を不幸にするのは、環境に甘える心だということがわかるのです。


滝村―― しかし外から改造して住みよい世界を造ってゆけば、内から浄まるよりも早く浄まるのではありますまいか。


谷口―― 早いかもしれない。しかし、どういうふうに改造するかの構図を作るのは人間の心だから心がよくならないでいて、形の構図を立派につくることはできない。まず、心をよくしなければならない。そして内部の力を発現させて徐々に人生にその影を刻んでゆく。この方がよいのではありますまいか。

とにかく、外から物質の豊富さと安易とを与えることによって人間は幸福になると考えている点において、そういう考え方は人間の生命の自主的な創造力を否認して、人間を一個の木偶人形(でくにんぎょう)にしてしまっている点において賛成できないのです。


滝村―― わたしは今気がつきましたが、形の世界が現実界(うつしよ)【念の影の世界】であるとしますと、今まで外から浄める方が早く浄まるのじゃないかと考えていたのが誤りであると気がつきました。

牛乳瓶は外から見てきたなく見えていても、それは内側に牛乳のカスがついているからであるとしますと、外から洗う方が手っ取り早いと思っていくら外から磨いても美しくなりっこはない。形をいくら変革しても、それを運用する人間の心が浄まらなければ別な点において新しい組織の運用に欠陥を生ずる!

わかりました。わたしは社会をよくする道は、ただ『生命の実相』の真理を宣伝しさえすればよいのだということがわかりました。この考えは急にわたしの頭に閃いて来て、今までわたしの心の中を占領していた疑問がスッカリ溶けてしまいました。


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