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Web誌友会 板/2
528
:
復興G
:2013/03/10(日) 19:44:38 ID:AB6RqYXc
さて、今回のweb誌友会テキストのテーマは、
「経済問題の解決」でした。
「経済」ということについて、ここで整理して考えてみたいと思います。
【生命的経済学 考(1)】
「経済」という用語は、明治のはじめ、海外から入ってきた「エコノミクス」という学問の名称を日本語に訳す際、中国の「経世済民」という言葉を参考にして作られました。「経世」とは「世を治める」、「済民」は「民を救う」という意味で、合わせて「世を治めて民を救う」。これが経済ということになります。
経済学とはどんな学問か。多くの経済学者が認める定義として「資源の最適配分を考える学問」というものがあります。
地球上のあらゆる資源は限られている。その限られた資源をどのように配分すれば、最大多数の人々の幸せが得られるのか。これを考える学問だということです。
しかし、生長の家の経済学は、地球上の資源を有限と見てその分配を考えるという従来の経済学とは基本的に違います。生命を礼拝し、生命の無限生長をもたらす幸福の経済学、ということになるでしょうか。
一、吾等は生命を礼拝し生命の法則に随順して生活せんことを期す。
二、吾等は生命の法則を無限生長の道なりと信じ個人に宿る生命も不死なりと信ず。
三、吾等は人類が無限生長の真道(まことのみち)を歩まんが為に生命の創化の法則を研究す。
という「生長の家の宣言」(『生長の家』創刊号)に則った生命的経済学であります。
生命は、生かして使うことによって無限に生(の)びる。むろん肉体の成長には限界がありますが、心・霊(たましい)の生長には限りがなく、どこまでも伸びる。
生命は使わずに死蔵することが罪(積み)である。
テキストにはこのことが次のように記されていました。
* * * * * * * * * *
富の無限供給と循環
考えてみますに、われわれは神の子であって無限の神の供給源から養われているのでありますから、われわれに与えられている能力にしましても、健康にしましても、各個人の富にしましても、それは決して有限のところから取ってくるのではないのであります。
仮にわたしが能力を増して二人前三人前の仕事がひとりでできるようになったとしましても、わたしは無限の大生命からわたしの能力を汲んでくるのでありまして、そのために、それだけのほかの人の能力が減るというわけのものではありません。
また仮にわたしが健康を二倍ほども増進しましたからといって、わたしはひとの健康を横どりしてくるのでもありません。わたしが健康すぎたからとて、ひとがそれだけ病気になるわけのものでもありません。
能力とか健康とかいうものが宇宙に一定の分量しかないものならば、わたしが能力や健康を増せば増すほどほかの人の能力や健康がそれだけ減るべきはずでありますが、別にそれが減らないのですから、宇宙にある能力や健康の分量は無限だと考えるほかはないのであります。
そうするとわたしたちは能力や健康をどこからいただいてくるかと申しますと、無限の生命の大海からいただいてくると考えるより仕方がありません。
そこでわたしたちは「無限」というものにつながっているということが解るのであります。
――ここが実に大切なところであります。こうしてわたしたちの生命力は自分だけのものでない、有限のものではない。無限の大生命につながっているということがわかってきますと、非常に自分の「生命」が結構な貴いものだと解ってくるのであります。
<つづく>
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