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Web誌友会 板/2

4924a hope:2014/12/28(日) 15:32:00 ID:cEpBaIdo

「生命の實相」第15巻 p60 5行目〜

誰でも自分の方へ求める心なしに与えたい一方でいるとその人の自己が拡大する。この自己が拡大するということが神通力であります。

普通の人は肉体的区別という卵の殻のようなものを作ってその中へ這入り込んで、ここからここまでの肉体が「自分」であってこれ以外は「自分以外」である、自分を大きくするためには自分の中へ他から取ってきて集めねばならぬように思っています。

こういうふうに自分というものを狭く考え、その考えで殻を作っていると人間は自由自在な気持ちになれない――すなわち神通力を失ったのであります。

ところが自分のことばかり考えないで、他の方へ与えよう、尽せるだけのものを与えようという気持ちになりますと、自分というものがこの肉体だけに狭く縮こまっていないで肉体という境を超えて他の人のことまでに及ぶようになる。

こうなりますと今まで自分というものはこの肉体の中だけだと思っていたのが、肉体の外の人々も皆自分であるとわかってくるのであります。

自分と他人とは肉体の上から観ますと一見別物でありますけれども、その「真如」すなわち「神性」においては自他一つである。

このことが、実際生活の上で他のためにしたい、他(ひと)に深切を尽したいと思ってしていると、自分ばかりのためだと思って我利的行為をしている場合よりも、気分がゆったりしてなんとなくいっそう広々とした幸福感を味わえるので自他一体ということが直観的にわかってくるのであります。

この他(ひと)に深切ということほど自分の気分を生かし、幸福にし、魂の奥底から幸福にするものはありません。

これは本来自分と他人とは一体だからであります。


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