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Web誌友会 板/2

4748a hope:2014/12/18(木) 23:42:03 ID:cEpBaIdo

「生命の實相」第15巻 p53 6行目〜

谷口―― (略)病気でも同じことで、「病気は自分の本来の姿ではない」と知っても病気の状態の実在を認めて「治そう治そう」と考えている間は病気に心がひっかかっていて治りにくいのです。
ところが、「病気の自分は本来無い」とわかれば、病気に引っかからなくなり、病気が消えてしまうのです。
「病気の我」も「健康の我」も同じく大生命の一つの顕われでありがたいという観方になれば、それでありがたいという平和な念を喚起して病気が治ることもありますが、病気の相(すがた)を人間本来、生命本来の相(すがた)だと肯定すること、たとえば我欲の自分も大生命の顕われだとそのまま肯定するのと同様になりますと、「迷いの自分」と「本来の自分」とを混同することになりまして、いつまでも迷いの世界に流転しなければならなくなるのです。
だから、どうしても「病気の自分は無い」と悟る、「迷うわれは本来無い」と悟る――そして常住悟っている、常住健康である自分を見出すことが最も勝(すぐ)れた悟りであって、病気の中に治そうとして働いている生命の力に自分の生命を観、神を見出すのはやはり病気の存在を認めているから最勝(さいしょう)の悟りとは言えないので、次善の悟りということになるのであります。

第一章終わり


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