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Web誌友会 板/2
4646
:
a hope
:2014/12/01(月) 10:47:51 ID:cEpBaIdo
つづきまして、今回のテキストである 第15巻の『新生活への出発―― 幸福なる生活への序曲―― 』(序章)より抜粋謹写させていただきます。
・・・(前略)・・・p14 後から4行目〜
諸君よ、この書を手にせられたのを機会に今日からあなたの家庭をもっと明るく笑いに満ちたものとしようではないか。
苦い顔は家庭の外でも見飽きるほど見ているのである。
厭味(いやみ)や小言はもう飽き飽きするほど家庭の外で聞かされているのである。
せめてわれらは家庭にいる間だけでもわれらの人生を楽園としようではないか。
われらが外へ出て人生の戦いを戦うとき、振り返って、帰れば楽しい明るい慰められるべき家庭があることはなんという力強いことであろう。
諸君よ、この人生の楽しいオアシスを、決して苦い火宅とするな。
あなたの天国に地獄を持ち込むな。
一歩あなたの家庭に入るとき、そこを天国だと思え。
家庭の全員が、そこを天国だと思うようにするならば、そこに本当の天国ができ上がるのである。
「運命の神も、快活な人には十歩も百歩も譲歩する」(Fate itself has to concede a great many things to the cheerful man.)
という西洋の諺がある。
日本の諺「笑う門には福来る」というのと好一対(こういっつい)である。
天照大神が岩戸隠れをせられて天地ただ暗黒に満たされたとき、その暗黒の真っただ中にあって悲観せず、失望せず、
陽気な音楽を奏でつつ明るい笑いを笑い、ついにその暗黒を笑いによって吹き飛ばした天宇受売命(あまのうずめのみこと)こそ
生粋の古代日本人の標本であり、「生長の家」人の好標本であるのである。
苦難に面するとも朗らかに哄笑(こうしょう)せよ。
やがて諸君はその苦難を征服することができるであろう。
天宇受売命(あまのうずめのみこと)は八百万(やおよろず)の神々の奏(かなで)出でる音楽につれて明るい踊りを踊ったのであった。
音楽にもいろいろあるが、明るいリズムの音楽は聴く人の心のリズムを明るくし、肉体のリズムまでも調子よくし、
その結果心の悩みはもちろん、肉体の健康をさえもよくするのである。
近頃、琴曲(きんきょく)の名人でその演奏によって他人の病気を治したという実例がある雑誌に出ていたが、さもあるべきことである。
(つづく)
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