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Web誌友会 板/2

454復興G:2013/03/08(金) 12:55:27 ID:AB6RqYXc

テキスト 『生命の實相』 第2巻 第6章より<2>

 御承知のとおり英国の詩人オスカー・ワイルドは「ロンドンの霧は詩人がそれを歌うまでは存在しなかった」といっているのであります。倉田百三氏も「自己に眼瞼(まぶた)があると気がついたために、目をつぶると、どうしても自分の眼瞼の裏が目に見えて眠られないで不眠症になった」と告白しておられます。
 このように人間というものはエデンの楽園の無限供給に気がついている間は無限に富んでいるのでありますが、自身の裸に気がつけば、気がついただけの程度に貧しくなるのであります。

 だから、富もうと思う者は人間に本来与えられている無限の供給に気がつかねばなりません。シェイクスピアは「身体を富ましめるものは心なり」('Tis the mind that makes the body rich.)といっていますが、さすがに彼は霊感的作者だといわねばなりません。

 近代「新思想(ニュー・ソート)」の霊感的執筆者中の随一人なるマーデン博士はニューヨークのある大繁昌をしている店の事務所を訪れた時、一つの標語が書いてあったのを見てその店が繁昌する理由をなるほどと感心したといっていられます。それには、

 「われらはわが家の繁昌のみをここで語る」

 と麗々しく書いてあったのであります。

 語るものは皆出てくる。これは言葉の創造力です。これが存在の法則であります。

 言葉に出していう時、必ず心は影響を受けます。そして心に常に思っているとおりに、その人の運命は造られるのです。

 言葉は神であることを知らねばなりません。そして三界は唯心の現われであることを知らねばなりません。

 貧しい人々は常に自己の貧しさを呟(つぶや)きがちですが、それはますます言葉の力で自己を貧しくするにすぎません。

 今日からわれわれはいっさい自己の貧しいことを口にしないでいましょう。そして、貧しい遣る瀬ない窮乏感に襲われて来たならば、静かに別室に退いて「神想観」をして精神を統一し、「神とわれとは一体である。神はすべてのものをもち給う。神のもち給うものをわれもまたもつのである。すべての物はわれに与えられているから自分は貧しくはないのである」という意味の言葉を強く強く自己に自信のできるまで思念せられるがよいのであります。

 毎日一定時間静坐して自分の心にこのことを強く強く刻みつけるための修行「神想観」については後に詳しく書いてあります。

 わたしがこのことを説いた時に、ある人はわたしのことをドン・キホーテ式の空想家だと評しました。しかしこのことをわたしのすすめたとおりに正直に実行している多数の人は現に今相当のくらしをしていられますし、会社の整理のあった時にも首にならずに済んだ人もあり、たとい全体の会社の事情として馘首(かくしゅ)せられましても、それがいっそうその人の運命が好転すべき一転機となっているのであります。

 就職難が突破できないとか、冗員淘汰(じょういんとうた)で首になるとかいいますけれども、それはみな心の問題であります。人間は現実に富む前に、まず「心」が富まねばなりません。諸君も知っていられるとおり心が富んでいる人は対談していてもなんとなく人を引きつけます。人を引きつける人は成功する人でありますが、人を引きつけない人は就職試験でハネられる人か、冗員淘汰で首になる人であります。

 皆さんは御承知でしょうが、繁昌している商店にはよく稲荷さんが祀ってあります。そしてよく紅(あか)いちょうちんに「寿福円満」とか「商売繁昌無病息災」などと書いてあります。

<つづく>


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