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4475a hope:2014/10/11(土) 10:39:14 ID:cEpBaIdo
「大和の國の神示」講義

〔われ再び大日本天津日嗣天皇(あまつひつぎすめらみこと)と云ふ意味について語らん。〕

 神示の冒頭に「われ再び・・・」と言われているのは、生長の家の草創期に天降った「久遠天上理想国実現の神示」(昭和七年五月二十七日)、「実相金剛身の神示」(昭和七年九月二日)、「梅の花の神示」(昭和八年一月六日)を通して、神は「日本国」と「天皇」の実相を明らかにされたが、大東亜戦争と、それに続く連合国の日本占領によって、日本国民の永続性と久遠性との自覚が破れ、国家大権と天皇大権が一時中断されたなかで再び「天皇」と「日本国」の実相を明らかにしようとされたからであります。

 さて、「天津日嗣」の〝天津〟とは、天津神すなわち「実相の神」のことでありますが、本源の神としては天之御中主神様を申し上げ、これが陰陽二つの働きに分れて見れば高御産巣日神(たかみむすびのかみ)様と神産巣日神(かみむすびのかみ)様の二柱の神様のことを申し上げているのであります。つぎに〝日嗣〟(ひつぎ)というのは〝日〟は即ち〝霊〟(ひ)であって「霊的理念」のことであります。従って「天津日嗣」とは、天之御中主神の中心帰一の原理であるところの「中」(みなか)の理念を承け継ぐということであります。つづいて「天孫降臨」と云うことでありますが、〝天孫〟の〝孫〟とは子のつぎの三代目になる孫といった意味ではなく、「天の御心」(理念)の真子(まこ)即ち「真実の子」(真実の具体化)という意味であります。ですから「神示」には、

〔天孫降臨と云ふことは天の父のみこころが天降つて、天の下ことごとくが一つの光の世界になり、大和、平和の世界があらはれると云ふ意味の象徴的表現である。〕

 と示されているのであります。つづいて「神示」には、

〔日本民族が世界を治めるのでなく、『天孫』すなはち『天の父のみこころ』が全世界を治める時期が到ることである。これがイエスの『主の祈り』にある御心が既に成る世界の意味である。〕

 と、示されているのであります。これはどういうことであるかと申しますと、天孫が天降ってきて、この世界を治めるということは、何も、肉体の孫がでてきて全世界を治めるということではないのであり、「天の父のみこころ」を受けた真(まこと)の子すなわち、皇孫尊(すめみまのみこと)によって全世界を治める時期が来るということであります。それは「御心の天になるが如く、地にもならせ給え」と祈れとイエス・キリストが言われたそれと同じ意味のことであります。
(つづく)


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