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Web誌友会 板/2

36初心者:2013/02/05(火) 12:48:20 ID:PnnRTxNs
志恩様

>で、問いを投げかけておられる初心者ご自身は、
「実相」とはなんなのだと思っておられるのでしょうか?
そこのところが、真っ先に私は、知りたくて 知りたくて たまりません。
「実相」についての初心者様なりのご解釈を、第一に初心者様に語って頂きたく
お願いします。

今のところ手もとにはないのですが、ヘルマン・ヘッセに『シッダールタ』という
小説があります。その最後のところで、シッダールタが、たしかゴーヴィンダという
名前の友人に、みずからの内面を見せる場面があります。

ゴーヴィンダがみたのは、無数の人物、無数の生き物、無数の鉱物がつぎからつぎ
へとあらわれる映像でした。そのすべてがシッダールタでした。ゴーヴィンダが
みたもの、実相という言葉をあえて使うとすれば、それがシッダールタの実相で
あると考えます。

実相は完全であるといわれます。完全とはどういうことでしょう。善のみ、光のみ、
これが完全ということでしょうか。わたしはちがうとおもいます。完全とはすべて
ということであると考えます。なにかが欠けていればそれは完全とはいえない。
このように考えます。

シッダールタはすべてであったということです。それがシッダールタの実相であっ
たということです。

ではゴーヴインダは、どうやってそれをみたといえるのでしょう。それこそが変性
意識と呼ばれるものです。変性意識としてそれをみたということです。

変性意識は、物理学でいう波動関数であるはずです。波動関数は、おそらく、これ
はおそらくですが、波動の重ねあわせを示しているはずです。シッダールタの実相
は、無数の波動の重ねあわせで示されるということです。

この無数の波動は、下位波動と考えることができます。Aさんは、「固体としてあら
われているAさん」という存在ではなく、シッダールタがそうであったように、無数
の下位波動の総計であるはずなのです。この総計こそがすべてのすべてであり、
Aさんの実相であると考えられます。

以上で、あえて実相という言葉を使った場合の実相にかんする説明は「事足れり」
であると考えます。実相を波動ととらえれば、「個々別々とみえていながら、それ
じたいがすべてである固体の実相」の概念を持ち込む必要はどこにもないと考えます。

ここでひと言つけくわえますと、Aさんの下位波動というのは、現象として出現
可能な下位波動であり、したがってさらにその下には、現象化することのない、
無限といってもいいほどの下位波動が存在しているはずです。

したがって、Aさんの完全な実相というのであれば、現象化しえない下位波動の
すべてを総計する必要がありますが、それが総計できるとすれば、もはやそれは
神と呼ぶしかない存在となるでありましょう。いずれにしても、「固体としての
実相」を持ち込むことの必要性はどこにもみいだすことができないといったところです。

ところで『無門関』ですが、それをひと言でいえば、言葉には意味があるとする
思い込みを排除せよ、ということになるのではないかと考えます。


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