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Web誌友会 板/2

3515復興G:2013/12/24(火) 23:11:17 ID:AB6RqYXc

       ○

   黄金の薔薇

      (谷口雅春先生著 『生命の讃歌』 より)

黄金の薔薇三輪空中に咲き出でぬ、
黄金は久遠金剛不壊を象徴す。
三輪は知恵と愛と生命なり
それを踏まえて立ち給えるは処女マリヤ!

処女マリヤは純潔を象徴す。
処女こそ全てのものの真(まこと)の母なり。
処女懐妊こそ
肉欲の子にあらず
不染者の受胎なり
久遠人間の受胎なり
聖霊の受胎なり
吾等すべて処女より生る!

「悔改めよ、天国は近づけり」
少女ベルナルドネは眼をあげぬ。
彼女の瞳を強く射るものは
女神マリヤの二の腕の
桃色の膚(はだ)に輝ける処女マリヤの
黄金の十字架!

桃色の美しき腕(ただむき)は
肉体を象徴す。
黄金の十字架のそれに懸(かか)れるは
肉体の久遠抹殺(エターナル・クロス)を象徴す。
「悔改めよ、天国は近づけり」
ふたたび聖声(みこえ)きこえきぬ!

「悔改めよ、天国は近づけり」
みたび聖声(みこえ)のきこえしとき
ベルナルドネは土を掘り
湧き出ずる泥水にて
浅猿(あさま)しき相(すがた)にまで顔漱(すす)ぎぬ。

少女ベルナルドネの顔は
泥にて覆われ、
群衆は叫ぶ
ベルナルドネは狂せりと。

されど、
ペルナルドネは狂せるに非ず
何人も自己の顔には泥を塗るべきなり。
他(ひと)の顔には泥を塗るべからず。

自己の顔に泥を塗るは
旧(ふる)き自己の抹殺なり
旧き自己を抹殺してのみ
我れこそは浄められたる者と言い得ん。

みずから泥を塗りたる顔は
やがて女神、聖少女ベルナルドネとして輝き、
泥水を噴出せしその跡より
滾々(こんこん)として湧き出ずる清水は
是れ万人の罪を浄むる聖泉!

今もなおこの聖泉に浴する者は
すべての難病悉く癒え
跛者(あしなえ)は立ち
盲人(めしい)は眼を開き
聾者は聞え
唖者は物言う。――

これ仏蘭西(フランス)ルールドの奇蹟なり。
現代に今もなおある奇蹟なり。

この奇蹟の根源は
みずからの顔に泥を塗ること!
吾れらすべからく
自分の顔に泥を塗らざるべからず
敢て他(ひと)の顔に泥を塗るべからず!

<つづく>


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