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Web誌友会 板/2

3340復興G:2013/11/27(水) 14:01:53 ID:AB6RqYXc

 さて、今月11月があと残り少なくなりました。

 今月のテキスト 『生命の實相』 第6巻には実に深い教えが説かれていて、うれしくなります。

 第3章 「無限能力をひらく道」 から、少し抜粋謹写し、思うことを書かせて頂きます。

 これは、昭和9年4月22日、生長の家本部(当時神戸近郊の御影(みかげ)元住吉にあった)で、谷口雅春先生を中心にした誌友たちの座談会記録です。

   ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 南――われわれの心のうちには地獄もあれば極楽もある。心が悪を描けば地獄が出てくる、心に善を描けば極楽が出て来る。ひっきょう地獄も極楽も本来無いものであって、それは皆われわれ自身の心の中にあると悟るのが、実相を悟ったということになるのでございましょうか。

 谷口――それは 「現象の法則」 を悟ったというものであって、実在の実相を悟ったものではありませんねえ。

 南――なるほど、それは現象の法則を悟ったというものですか。はハア、なるほど。……

 谷口――現象界は心の展開として、いろいろに地獄にも極楽にも顕われて出て来るのであって、現象界は本来無いものじゃと悟る――これは 「現象の実相」 を悟ったものであって、まだ 「生命の実相」 を悟ったということにはならない。本来固定した相が無くて地獄にも極楽にも、心に従って顕われて来るのが現象界でありますが、実相界というものはただ 「極楽」 のほかはない、常楽妙々の世界なのであります。

 南――心に従って地獄にも極楽にも顕われて来るのを、心を浄めて極楽の状態のみを顕わそうとする、それがわれわれの心の修養というものでありましょう。

 谷口――そうです。それは修養でありますが、それはまだ悟りではない。「悟り」 というものは現象にとらわれないで、直接 「生命の至妙の実相」 を把握することなのです。「修養」 というものは現象(いまのあらわれ)の中で悪いものを、それを見わけてそれを握って捨てようとするのですから、けっこうには違いないが、現象をあるとして取り扱って、現象に依然としてとらわれるから、なかなか至妙常楽の実相を顕わすことができないのです。

 南――現象の雲を吹き払う風を作るということが必要ですねえ。

 原――風が吹くほど雲を起こすということにもなりはしませんか。

 谷口――だから雲など吹き払おうと思う必要はない。一躍して実相界に跳び入るのです。そこから無限の自由、無限の力が湧いて来るのです。雲はあっても無くとも好(よ)い、アルとかナイとかかかわっている間はだめだ。雲を跳び越えて、雲の彼方(かなた)にある太陽の輝く世界に跳び入るのです。雲はあっても無くとも雲の彼方の世界は太陽で輝いている。その世界に跳び込んでしまっておれば、雲はわれわれの念の力で繋(つな)ぎ留めておかないから自然に散って消えてしまう。この雲、あの雲にとらわれて、その雲をどうかしないでは救われないなどと考えるのは、現象にとらわれているのです。

 原――先生のおっしゃるのでは、「本来、どうしないでも人間はすでに救われている」 のだよ。無限の自由、無限の力はすでに有る……

 南――その救われている事実を、すでにある無限の力を、現実にあらわすのには……?

 谷口――本来至妙の実相が屈折せずに、歪(ゆが)まずに現象界に映って来るようにすればよいのです。それには実相が現象界に映し現われるための 「念のレンズ」 を浄めればよいのです。「念のレンズ」 を浄めるには、今現われている現在不完全な相(すがた)にとらわれないで、実相完全な相(すがた)のみを見るようにすればよいのです。本来救われているわが実相を見るようにすればよいのです。南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)と本来一体の自分を見るようにすればよいのです。

 南――現象にとらわれないで、ただ 「南無阿弥陀仏」 と称えて実相を見るようにしても、なかなか極楽的な状態を現象界にあらわしていない人がたくさんありますなア。南無阿弥陀仏にもいろいろの段階があるようです。南無阿弥陀仏と称えながら嫁いびりをする姑さんもありますなア。

 谷口――むろん 「南無阿弥陀仏」 にもいろいろの段階があります。阿弥陀仏とは木像(もくぞう)だとか金仏(かなぶつ)だとか考えていて、自分の実相ではないと考えている人もある。同じ 「南無阿弥陀仏」 でも 「帰一木像」 「帰一金仏」 では救われない。やはり 「帰一常楽実相」 の意味でないと、本来救われている実相が出て来ないのです。

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