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Web誌友会 板/2
3265
:
復興G
:2013/10/31(木) 14:58:37 ID:AB6RqYXc
今月のテキスト 『生命の實相』 第5巻 第5章より
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「なければならぬ」 を捨てよ (p.138)
こうでなければならぬ、ああでなければならぬというのは人間の小智才覚の凝(こ)りであります。この心の凝り――こうでなければならぬ、ならぬならぬという凝りが心の中にありますために、その 「なければならぬ」 という自分で作った法則に自縛(じばく)せられて、ちょっとでもその法則を破ると身体が衰弱したり病気になったりするのであります。
ところが 「こうでなければならぬ」 と心で掴(つか)んでいる凝りをパッと放してしまうと、人間は本来の自由を得る――どうしなくとも生きられる本来の自由な自分自身を見いだすのであります。工藤てつさんが、「人間は食べ物を食べなくとも生きられる」 と悟られたら、かえって今まで食道を通らなかった食物が通るようになった。ここに人間生命を生かす奥義――すべての病を癒やす秘訣があるのであります。すべての 「ねばならぬ」 が破れた時に、すべての自分の作った 「ねばならぬ」 に束縛せられていた自分の生命の自由が解放されるのであります。
宗教同志争うな (p.172〜 )
人類が各自に異なる宗教を信じているがために、夫婦でさえもこのように互いに争わなければならないというのでは、宗教は人間を悩ますためにあるのか人間を悩みから救うためにあるのかわからないということになるのであります。その悩みのために肉体に病気まであらわしている人がどんなに世界には多いか知れないのであります。
こんなことでは宗教は人間を救うことができない。宗教そのものが争っているのですから、その宗教を信ずる人同士が争うのは無理もありません。だからその争っている宗教を包容して、一つに和解さすところのズッと広い大きな真宗教が出てまいらなければならないはずでありますが、それが 「生長の家」 なのであります。
ふつう一つの宗教が出現しますと、その宗教を信ぜしめるため、今までの宗教を捨てさせて今度の宗教に改宗せしめようと思って、その宣伝に当たる人が苦心するものでありますが、 「生長の家」 ではそういうことはいたさないのであります。どの宗教の信者が来られましても、 「その宗教を止めて生長の家へ入れ」 とは申さないのであります。そして 「あなたはあなたの宗教の神髄に帰れ」 というのであります。
「そちらの宗教を止めて、こちらの宗教に入れ」 ということになると、暗にそちらの宗教は悪いといっていることになりますから、そちらの宗教を信じている人は、 「ナニ、僕の信ずる宗教が悪いというが、貴様の行ないは現になっておらんじゃないか。貴様の信ずる宗教が悪いからそんな行ないをするのだ」 というふうに互いに審判(さば)き合いをしなければならなくなるのであります。
そうなると夫婦でさえも常に争って、揚句(あげく)の果(はて)には病気にならなければならないのでありますから人生全体が光明化されるはずがない。ところが 「生長の家」 のように 「あなたはあなたの宗教の神髄に帰れ。そこに真実の道があり、それが生長の家である」 といわれると、もう争いようがない。
キリスト教はキリスト教のままで救われている。仏教は仏教のままで救われている。神道は神道のままで救われているということになりますから、宗教争いをしようにも宗教争いのしようがなくなるのであります。こうして、この天理教信者の御主人は天理教そのままでいて、先の信仰よりも深く這入(はい)って行きお救われになったのであります。
<つづく>
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