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Web誌友会 板/2

3209復興G:2013/10/20(日) 16:36:44 ID:AB6RqYXc

 さて、しばらくお休みしましたが、もう一度テキストを最初から読み返してみましょう。

   ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

『生命の實相』 第5巻

     は し が き

 聖書にあらわれた奇跡の記述において、もっともいちじるしき部分は 『使徒行伝』 であると言わねばならない。しかもそれはキリスト自身の奇跡ではなく、キリストが 「われを信ずる者はわれより大なる業(わざ)を成さん」 と予告したごとく、イエスの弟子たちに起こったところの、常識では判断しがたいような、多くの驚歎すべき奇跡の連続が記載されているのである。しかも、それが二千年前の過去においてではなく、今現実にこの奇跡を諸君自身において起こしうるとしたならば、過去の奇跡を聖書において求むるよりも、まず現代において、現実にそれを手近に求めて、その奇跡の力をわがものとなすべきではないでしょうか。

 本書は民間のいろいろの治療法に言及し、いっさいの医療はもちろん、民間療法の門をくぐってなお癒えなかった人々が、ひとたび心をあらためて 「空手(くうしゅ)の生活」 にはいり忽然(こつねん)として長期間の難症より快癒した実例を本人の体験を通じて述べつつ、その快癒する心境の叙述により、その過程を自己の心的体験となし、自然に読む人の信念が高まり、「なるほど、ここだ!」 と、悟りの「コツ」とも言うべきものに悟入するように書かれているのである。

 この頭注版 『生命の實相』 全集の第一巻より第四巻に至るまでにおいて、あるいは哲学的、あるいは心理学的に、あるいは宗教的に述べ来(きた)った 「人間本来完全円満」 の真理が、この第五巻においては体験的な真理の体得となって果を結ぶように編纂されているのである。

特に第七章においては、キリスト教および仏教――特に曹洞宗、真言宗、浄土宗、日蓮宗、天理教、金光教等が、その説かれている神髄がいずれも 「同一真理」 であり、教義の外観にとらわれないで、その同じき 「一つの真理」 を把握するとき、万教はただ一つの真理に帰一すること、しかも、それがただの総合や、各宗派の寄せ集めて最大公約数にしたというようなものではなく、「生ける救済の真理」 の把握であることが、この真理を生活に実践して、奇跡的な生活改善の効果をあげえた人々の事実によって証明されているのである。

 治病の奇跡的な出来事は、その生活改善的効果のわずかに一部分にすぎないのである。わたしはすべての人類がこの宗派を超越して、すべての宗教に内在する唯一の共通的真理に触れられ、世界の万教が仲よく手をつなぐ時期の来るであろうことを待ちのぞむとともに、本書に掲げられたような無数の奇跡とも見えるごとき生活改善の実をあげられるよう希望するものである。

 天国はこの普遍の唯一真理をわがものとする人の掌中にあるのである。

    昭和三十七年八月二十日

            著 者 し る す

   ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

<つづく>


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