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Web誌友会 板/2

3178復興G:2013/10/15(火) 20:51:29 ID:AB6RqYXc

 「努力」 について。

 テキストの92頁〜94頁のところに、次のようにあります。

   ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 ……ミケランジェロを現代に持ってきたような万能の天才がこの山根八春氏でありまして、「一所懸命に努力をすれば神が自分に入り込んでなんでも上達する」 との信念をもって、今まで努力に努力を重ねて自分の内に宿る神の無限力を開顕してこられたのであります。

 「生長の家」 家族になられましてから、外の神が乗りうつるのではなく、努力にしたがって内の神がひらかれてくるのだとお気づきになりました。

 日本現代の彫刻家中で最大の読書家であり、彫刻家であると同時に大工であり、指物師(さしものし)であり、左官であり、唐木細工師であり、経師屋(きょうじや)であり、画家であり、天文学、哲学などにも造詣が深いので、人間の能力は、出すようにすればどれだけでも出るとの生長の家の学説の見本をそのままそこに放り出したような人であります。

 立仙淳三氏は、まことに山根八春氏の多方面に傑出したる能力を驚嘆して曰(いわ)く、「国勢調査であなたの職業はなんですかと調べに来たら、なんと答えたらよいことでしょうか?」と。満座の人たち山根氏の作品の百数十枚の写真を回覧せられるにしたがってひたすら感嘆して、ただもう言葉が出ないのでありました。

   努力の再吟味

 この大努力の天才を前にして、「人間には努力が必要か」 という問題が再吟味きれることになりました。

 伊東種さんは 「努力なんか要らない。努力などという力みのないところに本当の生命の流れがある」 とおっしゃるのでした。

 佐藤彬(あきら)さんは伊東種さんを評して 「努力なんか要らない、要らないといいながら、伊東さんほど努力している人はない」 といわれました。

 山根八春さんは、「人は私を天才だといわれますが、わたしには天才はありません。わたしは自分に天才がないということに気づいたから努力しなければならないというので努力に努力を重ねてきました」 といわれました。

 伊東さんのおっしゃるところも、山根さんのおっしゃるところもわたしには結局同じように受け取れました。

   ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 ――上記は、とても面白い、と言っては語弊がありますが、なるほど、と思わせて頂きました。

 私も、「無我」 になって、空っぽになって、自我の努力でなく 「神我」 にお任せして……と思っているのですが、外から見たら、大変な努力をしている――ということになっているかと思います。

 でも、無我夢中で、たのしい努力なんです。


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