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Web誌友会 板/2

2186復興G:2013/07/05(金) 08:14:46 ID:AB6RqYXc

<つづき>

     七月三日

 われらのすべての経験は、自分の内にある「神」を掘り出す作業である。どんなにそれが失敗したように見えようとも、どんなにそれが深刻であり、悲惨なように見えようとも、それが深刻であり、悲惨であればあるほど、われらの神に通ずる坑道は深く穿(うが)たれてゆきつつあるのである。

 深く深く掘り下げてゆくうちには、やがて広々とした世界に出る。そこは、もうなんの悲惨もない、常楽のみの世界なのである。

 どんな経験も、苦しい経験も、楽しい経験も、ただ、われわれは神に近づく掘り下げ方だとして喜ばねばならない。

     七月四日

 宗教とは死なぬ道を教えるものである。不滅の道を教えるものである。

 ある場合には、それは「個」と「全体」との関連において。「個」は「全体」とつながっているものなるがゆえに、「個」は滅びたように見えても、「全体」は滅びないから、それにつながる「個」も滅びないというような考え方において。

 ある場合には、それは国家理念の立場において。「個人」は滅しても「理念」は滅びないがゆえに、国家理念のために没しきった個人の生命は永遠に滅びないというような考え方において。

 わたしは、日本を「久遠無窮」の「理念」の体現として愛したいのである。わたしは限りなく日本の国を愛する。

   ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 さて、今日は午前中から出かけなければならない予定行事がありますので、曳馬野様へのお答えの続きは、夜にさせて頂きます。ありがとうございます。


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