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Web誌友会 板/2
1653
:
復興G
:2013/06/07(金) 19:36:11 ID:AB6RqYXc
<つづき>
『幸福を招く365章』の117頁〜には、次のようなご教示がありました。
○
既に天国の饗宴に招かれている
吾々が宗教的立場に立つ限りにおいて、現象界のことは別に思い煩う必要はないのである。それぞれの役目の人がそれぞれの立場に配置してあってそれぞれの役目を果していてくれているのである。
地上に天国浄土が実現するには色々の役者が要るのであって、シテもワキも、二枚目も三枚目も馬の脚も要る訳である。吾々は此等の舞台上の役者と議論を戦わす必要はないのである。唯、各々がその役目を最も完全に実現してくれるように祈っていれば好いのである。
尤(もっと)も自分自身も局外者と云う役ではなく何らかの役目を割当てられているのだけれども。
吾々は神様が主催される天国の婚筵(こんえん)に招かれる客のようなものである。すでに御料理は出来ているのである。ただ、ハイとその招待をお受けすれば好いのである。
○
さて、私は “2.26事件に光を当てる” というような資料――私たちが 「今」 どう起ち上がるべきかを考える資料を提示して、“歴史から「今」を学ぶ” よすがにしたいと、予告申し上げていました。
遅くなりましたが、あと制限時間が2時間以内に迫りましたので、できる範囲でそれをこれから書き込ませて頂きます。
2.26事件というのは、昭和11年2月26日、陸軍の青年将校らが「昭和維新」を掲げて1400人以上の兵を動かし、岡田啓介首相、高橋是清蔵相、斎藤実内相、渡辺錠太郎教育総監らを「君側の奸」として襲撃したクーデター未遂事件。昭和天皇がこれを断固として鎮圧を命じられたことはご承知のとおり。
それについて、最近私は、友人から 「2.26事件とその背景」 という橋本徹馬氏の自叙伝によるユニークな資料をもらいました。氏独自の人脈による資料提示と見方があって興味深く、現在の生長の家教団の有様についても考えさせられましたので、皆様にもご披露したいと思います。
<橋本徹馬(はしもと てつま。1890-1990)氏は政治評論家、紫雲荘初代主幹、紫雲山地蔵寺初代住職 (開山者)。
明治23年(1890)2月4日、愛媛県西条市に生まれる。
早稲田大学在学中、大隈重信に寵愛され、また原敬首相との交誼もあった。在学中政治団体青年党を結社、政治家を目指すも、政治裏面の醜悪に嫌気がさし、のち激しい修行と共に、政治評論家として活躍。戦前毎月、東京、大阪の新聞紙上に、約半頁大の声明文を発表し続けた。佐藤栄作元首相の精神的指導者としても知られ、佐藤首相に為政者の心構えとして「般若心経」の写経を勧めたのも橋本氏である。佐藤首相の雅量は、橋本氏の影響もあるといわれる。平成2年(1990)5月19日、満百で逝去。葬儀委員長は福田赳夫元首相であった。
橋本氏はかつて生長の家の誌友でもあったと聞いています。>
さて、歴史とは何か。
「歴史というものは、実在の生命が『無』の世界を征服して進軍する結果として現象界に現れる作用すなわち生命は如何なる階調序列をもって其の現れ方をなすか、更に『生命』が、『無』を征服する際に起こる反作用すなわち其処に如何なる自壊作用を起こすかという事の跡を辿って行くことによって、ちょっと考えると過去の出来事であって今の事とは何の関係もないように見えている過去の記録の中に、生命の『今』、生活の『今』が現れている。
過去の記録と見えるものの中に現在があり、今があり、久遠の相(すがた)があり、その久遠の相が過去に於いても現実に現れて来たし、今もこれからも現実に現れて来るのであるから、その歴史を把(つか)むことによって、『今』を知り、そうして『久遠』を知り、未来を知るということが出来るのであります。」
と、谷口雅春先生は『限りなく日本を愛す』の135〜136頁に書かれています。
そういうわけで、過去の歴史を調べて『今』の私たちの生き方を考えてみるのは有意義なことであると思うのであります。
<つづく>
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